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英中銀次期総裁にベイリー氏、EU離脱移行期の政策かじ取りへ

更新日時
  • 英金融行動監視機構長官、元イングランド銀副総裁でもある
  • ベイリー氏は来年3月16日に就任、カーニー総裁の任期延長

イングランド銀行(英中央銀行)のカーニー総裁の後任には、英金融行動監視機構(FCA)のベイリー長官が就任する。英国が欧州連合(EU)離脱の次の段階に向かう中で、政府が決定した。

  ベイリー氏は来年3月16日に就任する。カーニー総裁の任期は1月末までだったが、よりスムーズに引き継ぐため延長される。英国は1月31日にEUを離脱する予定。

  ジャビド財務相はベイリー氏を「卓越した候補」だったと評価。「EU非加盟国として英国が新たな未来を築いていく中で、イングランド銀行を率いる人物としてまさに適任」だと語った。

Financial Conduct Authority CEO Andrew Bailey Interview

アンドルー・ベイリー氏

  カーニー総裁と異なりベイリー氏(60)は、8年間の任期を全うすることに同意した。イングランド銀の副総裁を務めた経験もあるベイリー氏は同中銀を知り尽くし、ブルームバーグのエコノミスト調査で常に次期総裁の最有力候補と見なされていた。ただ、金融政策委員会(MPC)に加わったことはなく、金融政策に関する見解はほぼ知られていない。

  12月のMPCでは2委員が利下げを主張。一方、大半の委員はEU離脱プロセスが順調なら、限定的かつ漸進的な利上げの可能性が生じるだろうと示唆している。離脱プロセスを無事に乗り切ることがベイリー次期総裁の最大の課題で、焦点は移行期間が終了する2020年末になる。中銀はこれまで、金融システムの準備はできていると説明しているが、予想外の問題が発生すれば難しいかじ取りを迫られるだろう。

原題:
Bailey Succeeds Carney as BOE Chief for Post-Brexit Transition(抜粋)
Bailey Succeeds Carney as BOE Head in Post-Brexit Transition (1)

(第2、4、5段落を追加します.)
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