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NTTと三菱商:位置情報サービスのヒアに共同出資、物流を改善

NTT三菱商事は20日、カーナビ向け位置情報システムやデジタル地図を提供するオランダのヒアテクノロジーズに共同で出資し、株式の約3割を取得すると発表した。取得額は非公表で、既存の株主から譲り受けるほか増資による新株も引き受ける。

  NTTと三菱商は、デジタル技術を活用して食品や産業素材の分野の物流を改善するために業務提携することでも合意。両社が設立する合弁会社が2020年の上半期中にヒアの株式を取得する。都内で会見したNTTの澤田純社長は筆頭株主ではないものの、株主として事業への参画が期待されていると話した。

  ヒアは位置情報システムなどを使った交通情報やルート案内などを提供しており、NTTと三菱商はこれを核に日本やアジア太平洋地域での流通の改善に取り組む方針。具体的には、食品分野の小売店やメーカー、卸売業者の間で分断されている情報や業務プロセスを統合して無駄をなくし、流通の効率化を目指す。

  ドイツの高級車メーカー、BMWとメルセデス・ベンツの親会社ダイムラー、フォルクスワーゲン(VW)傘下のアウディから成る企業連合が、2015年にフィンランドの通信会社ノキアからヒアを25億ユーロ(約3000億円)で買収。17年にはパイオニアとも業務・資本提携を締結し相互に出資している。

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