コンテンツにスキップする

【日本株週間展望】下値固め、年末控えて利益確定売り-米景気が支え

  • クリスマス休暇で海外勢中心に買い手少ない―SMBC信託・佐溝氏
  • 米国の11月耐久財受注は拡大予想、年末商戦の期待は追い風

12月4週(23ー27日)の日本株は下値を固める展開となりそう。手掛かりが少ない中で年末を前にしたポジション調整目的の売りが出るが、米国景気の堅調さや消費拡大を支えに、一方的な下げ相場にはならならない見込みだ。

  日本株は、日経平均株価で2万4000円を超えた水準から利益確定売りが続いている。米中貿易協議の合意や世界の低金利政策による景気回復期待は継続するが、新鮮な材料には乏しい。SMBC信託銀行の佐溝将司マーケットアナリストは「クリスマス休暇に入って海外勢を中心に市場参加者が少なく、材料難の中で利益確定売りに押されやすい」とみる。

  一方、米国で23日に発表される11月の耐久財受注は市場予想が前月比1.5%増(前回0.5%増)と拡大する見通し。米国で佳境を迎える年末商戦では、最高値圏にある株価の資産効果から消費拡大が期待され、世界景気への好影響が日本株にも追い風となりそうだ。

  注目イベントは24日に中国で開催される日中韓首脳会談。北朝鮮問題を巡る地政学リスクの後退や自由貿易協議の進展につながる内容が出れば輸出関連株の支えになる。3週のTOPIXは週間で0.4%安の1733.07と4週ぶりに反落。

日経平均株価の推移

≪市場関係者の見方≫

SMBC信託銀行の佐溝将司マーケットアナリスト

  「上値を追う材料が少なく、日経平均はチャート上で13日に形成した「窓」を埋めに行く展開。下値のめどは2万3500円あたり。ただ、米国で耐久財受注の拡大など製造業の回復が確認できれば、設備投資の持ち直し期待が日本株の底堅さにつながる。米長期金利が上昇して節目の2%を明確に超えてくると、株式の投資妙味の低下につながる点には注意が必要だ」

アセットマネジメントOneの浅岡均シニアストラテジスト

  「年末年始の休暇で日本の市場再開が海外よりも遅れることを踏まえると、投資家はリスクを取らないようポジションを落としていく。ここ数日みられた個別銘柄の利益確定の動きが優勢になるだろう。ただ、大きく動きづらい地合いで大幅な値崩れも想定しにくい。日経平均の予想レンジは2万3500-2万4000円」

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE