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ウォール街から消えるアナリスト-金融界に吹き荒れる嵐が仕事奪う

  • 大手行では年間ベースで12年以降で最も急激な減少か-コーリション
  • 「MiFID2」が最近最も影響している-運用会社の調査予算減少
Commuters exit a Wall Street subway station near the New York Stock Exchange.
Commuters exit a Wall Street subway station near the New York Stock Exchange. Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
Commuters exit a Wall Street subway station near the New York Stock Exchange.
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

米銀シティグループで18年近くアナリストとして働いたアンドルー・ハウエル氏は商売替えをした。調査リポートを求める顧客がどんどん減ったためだ。今はマンハッタンの共有ワーキングスペースで非営利向けにリサーチを提供している。ウォール街を離れて新しい役割を自ら生み出した。

  銀行や証券会社でアナリストの減少が加速している。今年公表されたデータによると、大手12銀行のアナリスト数は8%減り3500人。調査会社コーリション・デベロップメントがこの集計を開始した2012年以後で、年間ベースで最も急激な減少となりそうだ。

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Source: Coalition Development; data cover Bank of America, Barclays, BNP Paribas, Citigroup, Credit Suisse, Deutsche Bank, Goldman Sachs, HSBC, JPMorgan, Morgan Stanley, Societe Generale and UBS

  テクノロジーや規制、市場自体の需要といった金融界を吹き荒れる嵐が直撃しているのが、調査アナリストの仕事だ。多くの仕事を機械がこなすようになり、投資家はパッシブファンドに流れている。ただ、最近の人員削減を招いている最も大きな要因は、第2次金融商品市場指令(MiFID2)として知られる欧州の新規則だ。

  「歴史の中で、これらフォース(力)の多くが一斉に極めて激しい勢いで襲ってくる瞬間をわれわれは目撃していると思う。追い打ちがMiFIDだ」とハウエル氏は言う。同士のウォール街での最後の仕事はフロンティア市場のストラテジストだった。

  英金融行動監視機構(FCA)は今年2月、運用会社による調査予算は新規則導入以来20-30%減ったと指摘。2020年の予算はさらに20-30%減るとサブスタンティブ・リサーチの創業者マイク・キャロダス氏は試算している。

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Source: Tabb Group

原題:Analyst Jobs Vanish as a Perfect Storm Hits Wall Street Research(抜粋)

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