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12月19日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:リフレ取引広がる、円がしっかり-ポンドは値下がり

  19日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが幅広く下落。2020年は状況が明るさを増すとの見方から世界的にリフレ取引が広がった。ポンドは3日続落。イングランド銀行(英中央銀行)の政策決定を受けて利益確定の動きが強まった。

  • 円がしっかり、スイス・フランは対ドルで8月遅く以来の高値を付けた
    • 米2年債と10年債の利回り差は今年最大に拡大、米国株は最高値を更新した
  • 豪ドルは堅調-好調な雇用統計受け需要高まる
    • 軟調だったNZドルは押し目買いで上げに転じた-商品相場が上昇
  • ノルウェー・クローネは続伸
    • ノルウェー中銀は予想通り政策金利を1.50%に据え置いた一方、20年以降の金利見通しを若干引き上げ、来年の利上げが完全には排除されていないことを示唆
  • CIBCの北米外国為替戦略責任者ビパン・ライ氏は、市場ではリフレ取引が広がったと指摘
    • 循環的回復が進行中とパイ氏-米国以外での製造業改善、一部の国での財政による刺激策、緩和的な金融政策、流動性供給の拡大などが理由
    • 「リフレ戦略は、世界的な活動の活発化や商品の値上がりがプラスに影響する通貨のロング維持により最も適切に示すことができる」とライ氏はリポートで指摘。ノルウェー・クローネ、NZドル、ユーロ、円を挙げた
    • そうした取引の一環として、米ドルとカナダ・ドルのショートも推奨-ライ氏
  • ポンドは軟調、今月4日以来の安値に下げた-利益確定売りで
    • 11月の英小売売上高は市場予想に反して減少。4カ月連続で売り上げの伸びが見られなかったことになり、これは少なくとも1996年以降初めて
  • ブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.1%低下
  • ニューヨーク時間午後4時35分現在、ドルは対円で0.2%安の1ドル=109円34銭
    • 日銀は金融政策の現状維持を決定-黒田東彦総裁は海外経済について、若干明るい兆しが見られると指摘
  • ユーロは対ドルで0.1%高の1ユーロ=1.1122ドル

原題:Reflation Trade Boosts JPY, CHF; Pound Extends Drop: Inside G-10(抜粋)

◎米国株・国債・商品:株はまた最高値更新、記録的な年末ラリーに

  19日の米株式相場は上昇。上値を追う動きが広がり、主要株価指数は最高値を更新した。米国株の時価総額は今年、5兆ドル余り拡大している。

  • 米国株はS&P500とダウ平均、ナスダック総合が最高値
  • 米国債はほぼ変わらず、10年債利回り1.92%
  • NY原油先物は上昇、貿易巡る楽観で需要見通し改善
  • NY金先物は反発、米経済指標が低調

  S&P500種株価指数は反発し、初めて3200を突破。テクノロジーやヘルスケア、通信株が上げを主導した。同指数は10月入りから7%超、年初からは27%それぞれ値上がりしている。新規失業保険申請件数は予想ほど減らなかったものの、景気の健全性に関する見方を変えるには至っていない。米下院によるトランプ大統領の弾劾訴追は材料視されなかった。中国は13日に発表された第1段階の米中貿易合意に署名するため、米国と緊密に意思疎通していると明らかにした。

  S&P500種は前日比0.5%高い3205.37。ダウ工業株30種平均は137.68ドル(0.5%)上げて28376.96ドル。ナスダック総合指数は0.7%上昇。ニューヨーク時間午後4時39分現在、米10年債利回りはほぼ変わらずの1.92%。

  FTSEラッセルの世界市場調査担当マネジングディレクター、アレック・ヤング氏は「相場はここ7営業日のうち6営業日で上昇しているため、戦術的には買われ過ぎだ」と指摘。「季節要因は良好で、世界の経済成長や貿易という点でマクロ状況が改善したことも理解されている。気がかりなのは、これらの多くが既に相場に織り込まれていることだ」と述べた。

  ニューヨーク原油先物相場は上昇。3カ月ぶりの高値を付けた。前日に発表された米燃料在庫は増加したものの、貿易を巡る楽観を背景に需要見通しが明るくなり、買いが入った。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物1月限は29セント(0.5%)高の1バレル=61.22ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント2月限は37セント高の66.54ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反発し、2週間ぶりの高値となった。米経済指標がエコノミスト予想を下回ったことで、逃避先資産としての金の需要が支えられた。新規失業保険申請件数は予想ほど減らなかったほか、フィラデルフィア連銀製造業景況指数は6カ月ぶり低水準。中古住宅販売件数と景気先行指標総合指数はいずれも予想に届かなかった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.4%高の1オンス=1484.40ドルで終了。中心限月の終値としては3日以来の高値。

原題:U.S. Stocks Resume Record-Setting Year-End Rally: Markets Wrap(抜粋)

Oil Climbs to Three-Month High Amid Mixed Supply-Demand Signals

PRECIOUS: Gold Advances After U.S. Data, Rise in Open Interest

◎欧州債:イタリア債が続落、2日間の下げ幅6週間で最大

  19日の欧州債市場ではイタリア債が続落し、2日間の下げとしては11月7日以降で最大となった。解散総選挙を巡る懸念が再燃した。英国債も下落。イングランド銀行(英中央銀行)はリスクが顕在化しない場合、小幅な利上げが必要になる可能性があると指摘した。

  • イタリア国債はベアスティープ化、ドイツ国債との利回り差は4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)拡大して162bp。10年債利回りは8月20日以来の高水準を付けた
    • イタリアでは議会定数削減に関する国民投票が来年に設定されたことで、早期総選挙につながる可能性が高まった
  • ドイツ債は下げ幅を縮小。米フィラデルフィア連銀製造業景況指数が市場予想を下回った
  • 英国債はベアフラット化。イングランド銀の追加緩和観測が後退した。短期金融市場が織り込む2020年12月の利下げ幅は16bp。18日時点は20bpだった
  • 独10年利回りは2bp上昇のマイナス0.23%。 英10年債利回りは4bp上昇して0.81%。イタリア10年債利回りは5bp上げて1.39%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください。

原題:BTPs in Biggest Two-Day Decline in Six Weeks: End-of-Day Curves(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します)
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