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ドル・円小動き、弾劾決議案可決や日銀会合も材料にならず-109円半ば

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=109円台半ばで小動き。仲値公示にかけてドル買いが一巡した後は伸び悩んだ。米下院によるトランプ大統領の弾劾決議案可決や政策運営方針を維持した日本銀行の金融政策決定会合に対する目立った反応はなかった。オーストラリアドルは予想を上回る豪雇用統計を手掛かりに上昇。

  • ドル・円は午後3時11分現在、前日比ほぼ変わらずの109円58銭。109円68銭を日中高値に15銭の値動き
  • 豪ドル・ドルは0.4%高の1豪ドル=0.6878ドル、一時0.6881ドルまで上昇
  • ポンド・ドルはほぼ横ばいの1ポンド=1.3079ドル。イングランド銀行の金融政策発表を前に下落一服
材料難で動けず

 

市場関係者の見方

FXプライムbyGMOの上田真理人常務取締役

  • クリスマスまであえて動く必要がないという感じだろう。金利差を考えればドル・円はもっと買ってもいいと思うが、米中もよくわからないし、ブレグジットも来月にならないとわからないところがあるので、まだ動くのは早いということ
  • クリスマス前の手当として実需の買いも出ているが、ポジション調整的にはポンドが戻ってしまったので、ポンド・円ではまだ円買いが出ている

あおぞら銀行の諸我晃総合資金部部長

  • 豪指標が強く、ドル・円は豪ドル・円に引っ張られた面が強かった
  • ボラティリティも1カ月物で4%を割れそうで、ドル・円は膠着(こうちゃく)しそう
  • ポンドは海外時間に動意付く可能性。ECB(欧州中央銀行)も日銀も様子見スタンスに入っている中で、英中銀が利下げの可能性を強調するともう一段売られるだろう

三菱UFJ銀行経済調査室の栗原浩史チーフ米国エコノミスト(ニューヨーク在勤)

  • 米大統領弾劾で注目するとすれば決議案可決後に世論調査がどうなるかだが、弾劾支持がすごく高まることもないだろう。そうすると市場を動かす材料にはなりにくい

背景

  • 米下院本会議は18日、トランプ大統領を「権力乱用」と「議会妨害」で弾劾する決議案を賛成多数で可決。上院で弾劾裁判へ
  • 日銀は19日、長短金利操作付き量的・質的緩和の枠組みによる現行の政策運営方針の維持を賛成多数で決定。ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査では全員が据え置きを予想していた
  • 11月の豪用者数は前月比3万9900人増と市場予想(1万5000人増)の倍以上。失業率は5.2%と予想外に低下した
  • 英中銀は19日の金融政策委員会で政策金利を0.75%に据え置く見通し。前回11月会合から利下げ支持(ソーンダース委員、ハスケル委員)から増えるとの見方も
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