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英中銀が来年利下げとの観測強まる-「合意なき離脱」不安の再燃で

  • 離脱に伴う移行期間を20年末までに限定する首相の方針、市場に動揺
  • 早ければ1月にも利下げ、追加利下げの可能性軽視できず-ドイツ銀

ジョンソン英首相が「合意なき」欧州連合(EU)離脱の不安を再燃させたことを受け、イングランド銀行(英中央銀行)が2020年に政策金利を引き下げるとの観測がトレーダーの間で強まっている。

  短期金融市場は現在、20年12月に0.25ポイントの利下げが行われる確率を76%とみている。13日の時点では同確率は約30%だった。12日の総選挙でジョンソン首相が勝利を収めた直後は、英国の円滑なEU離脱への期待感が一気に広がった。ただ首相はその後、EU離脱に伴う移行期間を20年末までに限定する方針を発表し、金融市場に動揺を与えた。

Traders raise bets that the Bank of England will lower interest rates

  こうした市場の見方には、EU離脱を巡る不確実性が増し経済に暗雲が広がり、中銀に成長支援型の政策スタンスを促す圧力がかかりかねないとの懸念が反映されている。英中銀は19日に金融政策委員会(MPC)の政策決定を公表する。政策金利は0.75%に据え置きが予想されているが、ソーンダース、ハスケル両委員は再び利下げを主張と見込まれる。

Brexit Bets

Money markets raise bets on BOE rate cut amid no-deal Brexit fears

Source: Bloomberg

  ドイツ銀行は、英中銀が早ければ来年1月にも利下げし、その後は据え置きを継続する可能性があるとした上で、追加利下げのリスクは軽視できないとしている。同行のサンジェイ・ラジャ、オリバー・ハーベイ両氏は顧客向けリポートで、EU離脱を巡る不確実性の継続や成長率の低下、政策スタンスの引き締まりなどが利下げに道を開くだろうと分析した。

原題:BOE Rate Cuts Seen in 2020 as Specter of Hard Brexit Returns (2)(抜粋)

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