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ステーキ・セクシー・石炭、批判の度に環境意識は向上-小泉環境相

  • COP25では、日本の石炭火力発電への批判で2度の「化石賞」
  • 環境活動家グレタさんとは「日本は違うアプローチを取れる」

小泉進次郎環境相は、日本人の環境問題に対する意識について、「私が批判されるたびに日本の環境意識は上がっていると思う」との認識を示した。海外と比べ意識の低さが指摘される中で、「身を粉にして全力でできることをやっていきたい」と語った。

Japan's Prime Minister Shinzo Abe Reshuffles Cabinet

小泉進次郎環境相

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  小泉氏は19日のフォーリン・プレスセンターでのブリーフィングで、環境相就任以降、「ニューヨークでステーキを食べて、セクシーと言って批判され、今回は石炭でも批判された」と指摘。自身への批判で、これまで日本国内で注目されていなかった環境問題に関心が集まった側面があるとした。 

  12日付の産経新聞電子版によると、小泉氏は9月、米ニューヨークで開かれた国連の会合に参加した際、地球温暖化対策にセクシーに取り組むべきだと発言し注目を浴びた。

  今月、小泉氏はスペインでの国連気候変動枠組み条約第25回締結国会議(COP25)に参加。二酸化炭素の排出量が多い石炭火力発電所の新設やインフラ輸出を続ける日本に対する批判も高まった。会議中、小泉氏が演説で脱石炭に意欲的な姿勢を示さなかったなどとして、日本は世界の環境団体で作る気候行動ネットワークが地球温暖化に消極的な国に贈る「化石賞」を2回受賞した。

  スウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥンベリさんについて小泉氏は、9月にニューヨークで開かれた気候変動サミットの際の演説を直接聞いたことに触れ、「間違いなく彼女のメッセージは、他の国の首脳よりもパワフルだった」と評価する一方、「日本はグレタさんとは違うアプローチを取れると思う」と強調。グレタさんのように「大人を糾弾することではなく、あらゆる世代を巻き込むアプローチだ」と述べた。

  小泉氏は、政策を進める上では「環境に良いだけなく、利便性も損なわず、経済合理性も成り立つ方向に解を見つけていく必要がある」と語り、欧米などで広がる飛行機の利用を控える動きについては、「日本にとって絶対飛行機に乗らないのはたぶん無理だ」との考えを示した。

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