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米政権、カナダからの医薬品輸入計画を推進-薬価引き下げ目指す

  • 「最優先課題の一つ」だとアザール厚生長官
  • 海外販売向けFDA承認薬の輸入を認める案も提示

米トランプ政権はカナダから輸入される低価格の処方薬を国民が購入できるよう道を開く方針だ。薬価引き下げに向けた新たな取り組みとなる。

  同政権は18日、海外からの医薬品輸入について長い間適用されてきた連邦規制を緩和する2つの提案を打ち出した。アザール厚生長官はこうした取り組みについて、「政権の最優先課題の一つ」だと指摘した。

  アザール長官は計画の発表に先立つ記者団との電話会議で、カナダからの一部の医薬品輸入で州政府が卸売業者や薬局と協力することを容認する方針だと説明。コロラドやフロリダ、メーン、ニューハンプシャー、バーモント州など共和、民主両党の州知事がこの構想に関心を示しているとした。

  ジロアー厚生次官補によると、州などによる輸入は米食品医薬品局(FDA)の承認が必要になり、規制薬物やインスリンなどのバイオ医薬品、静注薬物は対象外になる見通し。

  米政権が打ち出したもう一つの提案は、海外販売向けのFDA承認薬を製薬会社が輸入するのを認める内容。これはブランド薬(先発医薬品)だけに適用される見通し。

  アザール長官は薬剤給付管理(PBM)会社といった仲介業者と製薬会社の契約を迂回(うかい)する方法の一つだと指摘。現状では「製薬会社がこうした仲介業者に一定のリベート(割戻金)を支払う必要がある」と言及した。

  両案とも暫定的なもので、パブリックコメント(意見公募)および修正の対象となる。

原題:
Trump Administration Pushes Plan to Import Drugs From Canada (1)(抜粋)

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