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ブレイナードFRB理事、フェイスブック「リブラ」の危険性を列挙

  • 世界の人口3分の1がユーザー、消費者保護や金融政策に影響も
  • 便利さゆえに犯罪に悪用される恐れ-ブレイナード理事
Lael Brainard
Lael Brainard Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg
Lael Brainard
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

米連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード理事は、ソーシャルメディアのフェイスブックが計画するデジタル通貨「リブラ」には犯罪を手助けする潜在性があり、消費者と金融の安定を脅かしかねないと警告した。

  ブレイナード理事は18日にフランクフルトで講演。講演テキストによれば、同理事は「世界的なスケールと領域が備わるステーブルコインのプロジェクトとして、リブラも一連の重要な法規制から逃れられない」と述べた。

  ブレイナード理事はまず、銀行が提供する不正防止策や政府の預金保険制度などに慣れた消費者にリスクが及ぶと指摘。金融の安定にもデジタル通貨は著しい影響を及ぼしかねないと続けた。

  さらに発行体が民間、国家にかかわらず、デジタル通貨の流通が広がれば、経済規模の小さい国において金融政策にもやっかいな問題が生じかねないと指摘。「多くの点で、ドル化に似たような影響が考えられる」と述べた。

  その上でフェイスブックならではの危険性があるとして、「世界の人口の3分の1近くがフェイスブックのアクティブユーザーであることから、リブラというステーブルコインは驚異的なスピードでその決済ネットワークを世界規模に拡大させる可能性がある」と説明した。

  またビットコイン取引の約半分が何らかの違法な活動と関連していると推計する調査結果を指摘し、デジタル通貨はその便利さゆえに犯罪に悪用される恐れがあると警告した。

原題:Fed’s Brainard Raises Red Flags Over Facebook’s Libra Project(抜粋)

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