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日立:三菱重と南ア発電所の費用負担で和解-通期利益予想を減額

更新日時
  • 日立が三菱重に2000億円支払い、統合火力会社MHPSの株式も譲渡
  • 今期純利益予想は1700億円に、従来3600億円-市場予想4107億円

日立製作所は18日、南アフリカの発電所建設の費用負担を巡り三菱重工業と和解したと発表した。日立は三菱重との間で設立した三菱日立パワーシステムズ(MHPS)の株式35%を三菱重側に譲渡するほか、和解金として2000億円を支払う。

  実質的には、日立がMHPSに対して保有する700億円の債権も三菱重に譲渡することで一部が相殺されることから、支払額は1300億円となる。株式譲渡によりMHPSは三菱重の完全子会社となる。

Inside The Hybrid Solar Thermal Facility By Mitsubishi Hitachi Venture

MHPSのロゴ

Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

  日立は今期(2020年3月期)の純利益予想を従来の3600億円から1700億円に下方修正することも発表。前期実績比24%の減益となるほか、ブルームバーグが集計したアナリスト16人の予想平均4107億円を大幅に下回る。三菱重は合理的な見積もりが可能になった時点で開示するとし、業績予想を据え置いた。

  対立の焦点となったのは元々は日立が受注した南アでの発電所ボイラーの建設事業。14年に三菱重と火力発電事業を統合したMHPSが引き継ぎ、三菱重側が譲渡価格を大幅に引き上げて差額の支払いを求めた。日立側は法的根拠に欠ける請求には応じられないとし、17年に日本商事仲裁協会に仲裁を申し立てていた。

(背景などを追加して記事を更新します)
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