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中国地方債務の「連鎖反応」に警鐘-人民銀の馬駿委員

  • LGFV破綻に伴う「システミックリスク」を防ぐため措置が必要
  • 強いファンダメンタルズのLGFVが弱めの事業体引き継ぐこと可能

中国人民銀行(中央銀行)貨幣政策委員会の馬駿委員は、地方政府の資金調達事業体(LGFV)破綻に伴う「システミックリスク」を防ぐため措置を講じるよう当局に促した。デフォルト(債務不履行)が市場の信頼感を損ねれば、「連鎖反応」が起きる恐れがあると警鐘を鳴らした。

  馬委員は18日の中国紙・証券時報とのインタビューで、政府は力強いファンダメンタルズ(基礎的諸条件)を備えたLGFVが他省の同業を含めて相対的に弱めの事業体を引き継ぐことを認めることが可能だと指摘。

  ファンダメンタルズが強いLGFVが資金調達能力を高めるため上場、または上場企業の買収を目指すこともできるとの見方を示した。

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中国人民銀行貨幣政策委員会の馬駿委員

Photographer: Christophe Morin/Bloomberg

  LGFV間で「複合的」に作用するリスクがあるため、中国当局はできるだけ早期に措置を講じるべきだと述べた。内モンゴル自治区のLGFVは今月辛うじて債券の不履行を免れた。そのまま不履行となれば当局による支援に対する見方も揺らぐところだった。

  市場参加者は景気が減速する中で中国指導部がレバレッジ抑制に向けた取り組みを和らげつつあるのかどうかを巡り議論を繰り広げている。

原題:China Central Bank Adviser Warns on Debt Chain Reaction (1)(抜粋)

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