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米国防長官、トルコのNATO帰属意識を疑問視-基地閉鎖の警告受け

  • 「発言が真剣なものなら、NATOでの協議が必要」とエスパー長官
  • ロシアからの武器購入で制裁発動なら報復も-エルドアン大統領

エスパー米国防長官は16日、ロシアとの軍事的な関係強化によって制裁された場合は北大西洋条約機構(NATO)の重要な軍事施設2カ所を閉鎖するとトルコが警告したことについて、NATOに対する同国のコミットメントに疑問が生じていると指摘した。

  トルコのエルドアン大統領は前日、米国がロシア製ミサイルシステムの購入を巡りトルコに制裁を科すなら、報復する可能性があると警告。エスパー長官は、トルコがNATOと衝突することになりかねないことを示唆した。  

President Trump Participates In Welcoming Ceremony For Joint Chiefs Of Staff Chairman Mark Milley

エスパー米国防長官

撮影:クリス・クレポニス/ CNP /ブルームバーグ

  米国防総省のウェブサイトによれば、エスパー長官は記者団に対し、「発言が真剣なものなら、NATOでの協議が必要となるだろう」と語った。

  エルドアン大統領は、トルコのNATO離脱を否定し、ロシアからの武器購入で加盟国としての立場が弱まることはないと説明。ただ、同国はミサイルの共同生産などでロシアと合意を結ぶ予定であることから、一部加盟国は異なる見方を示している。

  こうした状況がトルコの金融市場に影響を及ぼし、17日の取引でリラは2カ月ぶり安値を付けた。15日夜のエルドアン大統領の発言以降、1.5%近く下げている。

Operation Peace Spring in northern Syria

インジルリク空軍基地

写真家:イブラヒム・エリカン/アナドル代理店、ゲッティイメージズ経由

原題:
Pentagon Chief Queries Turkey’s NATO Loyalty After Base Threat(抜粋)

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