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日本株は反落、円安の勢い鈍化と株価の高値警戒-輸出や医薬品安い

更新日時
  • ドル・円相場は1ドル=109円台半ば、米10年債利回りも上昇一服感
  • 株価指標の割安さ薄れ、利益確定売り優勢-ニッセイAM・松波氏

18日の東京株式相場は反落。為替市場で円安の勢いが鈍化する中、株価の割安感が後退して約1年ぶり高値圏にある株価の上値追いに慎重な見方が出た。機械など輸出関連、直近の上昇が目立った医薬品、鉄鋼株が安い。

  • TOPIXの終値は前日比8.80ポイント(0.5%)安の1738.40
  • 日経平均株価は131円69銭(0.6%)安の2万3934円43銭

〈きょうのポイント〉

  • ドル・円相場は1ドル=109円40-50銭台、前日の日本株終値時点は109円57銭
    • 先週末は一時109円70銭台をつけていた
  • 17日の米10年債利回りは1.87%とほぼ変わらず、先週末は1.9%半ばまであった
  • 11月の米住宅着工件数(季節調整済み、年率換算)は前月比3.2%増の137万戸

 

Final Trading Day Of The Year At The Tokyo Stock Exchange

東証

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

 ニッセイアセットマネジメント運用企画部の松波俊哉チーフ・アナリストは「米国株の上昇には景気指標の良さなど裏付けがあるのに対し、日本株は消費増税による悪影響が払しょくできない時に米中交渉の行方などで前のめりに上昇してきた」と指摘。株価上昇によって「バリュエーションの割安さも無くなった」とし、「上値を追うには材料不足。利益確定売りに押されている」と述べた。

  小安く始まった後はじりじりと売りに押される展開となった。10月以降の急上昇で日経平均はこの四半期のパフォーマンスが先進24カ国の中で2位と上げが目立つ。東洋証券の大塚竜太ストラテジストは「材料の良い話は織り込んでしまった。海外投資家がクリスマス休暇に入っているので盛り上がりに欠ける」と語った。東証33業種では、この3カ月の上げが大きかった医薬品や鉄鋼、パルプ・紙が下落率上位。

  もっとも、先高期待は根強い。いちよしアセットマネジメントの秋野充成執行役員は、足元では「米債券市場と株式市場での景況感に隔たりがある。米10年債利回りの上昇足踏みで上値は重そう」としながら、「市場は悪く見過ぎていた景況感からの持ち直しのプロセス。米長期金利は年末には1.9%まで上昇するだろう。日経平均2万4000円は通過点」とみていた。

反落
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