コンテンツにスキップする

米国は中国とロシアが提案の北朝鮮制裁緩和案を拒否

  • トランプ米大統領:いかなる脅威にも対処する
  • 米国務省当局者、制裁緩和は時期尚早-完全な非核化にコミット

米国は、中国とロシアが北朝鮮によるさらなる挑発姿勢にもかかわらず国連安全保障理事会に提案した対北朝鮮制裁緩和の要請を退けた。トランプ米大統領はいかなる脅威にも「対処する」と言明した。

  匿名の外交官が提供した草案によると、中国とロシアは、北朝鮮が安保理決議を順守したこと、また「人道と生活の面で」必要であることから、制裁緩和が正当化されると主張。一方の米国は同案を拒否し、北朝鮮が兵器システムの実験などを行いエスカレーションを警告している現在、制裁緩和は時期尚早だと反論した。国務省当局者が匿名で明らかにした。米国は交渉を通じた北朝鮮の「完全非核化」の実現に引き続きコミットしていると付け加えた。

  中国とロシアの提案は、17日の安保理でさらに討議される可能性もある。これに先立ち米国務省のビーガン北朝鮮担当特別代表は、「クリスマス」の挑発行為を警告した北朝鮮に対し、交渉を再開し「平和の季節」を迎えようと呼び掛けた。

U.S. Special Representative For North Korea Visits South Korea

ソウルを訪問したビーガン北朝鮮担当特別代表(12月16日)

写真家:ソン・ギョンソクプール/ゲッティイメージズ

  トランプ大統領は16日にホワイトハウスで記者団に対し、北朝鮮情勢について「われわれは注視している。何かが進行しているのなら失望する。もしそうなら、われわれはそれに対処する」と述べ、今後数日に兵器実験などをしないよう北朝鮮をけん制した。

  北朝鮮はトランプ大統領が核協議でより良い提案を示さない場合は、「新しい道」を取ることも辞さない姿勢を示しており、朝鮮半島の緊張は高まっている。北朝鮮はここ数カ月に記録的な数の短距離弾道ミサイルの発射実験を実施し、核兵器を米国本土に到達させるのに必要な長距離ロケットなどの実験についても、2年前からの凍結を撤回する考えをちらつかせている。

原題:
U.S. Rejects Relief for North Korea as Trump Warns Against Tests(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE