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ドルは109円半ば、米中警戒くすぶる-合意なき離脱リスクでポンド下落

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=109円台半ばで小動き。米中貿易問題の先行きに対する警戒感がくすぶる中、第1段階合意後のリスク選好の動きが一服した。ジョンソン英首相が欧州連合(EU)離脱後の移行期間延長を阻止する方針であることを嫌気したポンドは下落。オーストラリアドルは豪中銀議事要旨を受けて売られた。

  • ドル・円は午後3時9分現在、前日比ほぼ横ばいの109円57銭。109円63銭から109円49銭と14銭の値動き
  • ポンド・ドル相場は0.3%安の1ポンド=1.3290ドル。一時0.7%安まで下落
  • 豪ドル・ドル相場は0.3%安の1豪ドル=0.6868ドル
    109円台でこう着

    市場関係者の見方

    三井住友信託銀行ニューヨークマーケットビジネスユニットの持田拓也調査役

    • NY市場はリスクオンでドル・円も上昇したが、米中も表面的に合意という形をとっただけで、いけいけどんどんと110円を超えていくのは難しい
    • 新しいニュースがなければ、ドル・円は下げも限定的だが、積極的に買えないこともあり、結局109円台で様子見となり、そのまま年末モードになるのではないか

    外為どっとコム総合研究所の神田卓也調査部長

    • EU離脱については、英国民投票からここまで3年半かかったものが、11カ月でEUとの将来の関係を決められるのかという不安はどうしても残る
    • 移行期間を延長せずにFTA(自由貿易協定)もちゃんと結べなければ、最終的には合意なき離脱と同じことが2020年末に起きかねない
    • 豪中銀議事要旨では2月に経済見通しを再評価すると言っているし、金融刺激の余地もまだあると言っているので、市場としては2月の追加利下げを警戒せざるを得ない

    背景

    • クドロー米大統領国家経済会議(NEC)委員長は16日、米中貿易合意の「第2段階」について、両国が既に取りまとめた合意の成功にある程度左右されると発言
    • 米中再衝突は不可避、第1段階合意でも根本的な対立続くと識者
    • ジョンソン首相はEU離脱への移行期間の延長がないことを保証する法改正を目指す方針
    • 豪中銀の議事要旨によると、来年2月の最初の会合において経済見通しの再評価を行う方針を確認
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