コンテンツにスキップする

12月16日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドルと円が下落、米中の通商交渉合意でリスク選好

  16日のニューヨーク外国為替市場では、ドルと円が下落。貿易を巡る米中関係への楽観から、リスク選好のムードが広がった。ドルは主要10通貨の大半に対して下げた。

  • 主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.2%低下。ニューヨーク在勤のストラテジストによれば、前週初めからのドル買い持ちの解消が続いた
    • 同ストラテジストによると、韓国ウォンやメキシコ・ペソなど新興国通貨に対してもドルは大きく売られた
  • 円は主要10通貨の全てに対して下げた。米国債利回りが上昇、米国株は堅調となった
    • トランプ大統領は米中貿易合意が今後2週間以内に最終的にまとめられると指摘。クドロー米大統領国家経済会議(NEC)委員長は通貨操作に関する問題が合意の主要部分だと発言
    • 米住宅建設業者のセンチメントを示す12月の指数は、20年ぶりの高水準に達した
  • スウェーデン・クローナやノルウェー・クローネの上げが目立った
    • 両国の金融当局は今週、政策決定会合を開催する
  • ニューヨーク時間午後4時50分現在、ユーロは対ドルで0.2%高い1ユーロ=1.1142ドル。ロンドンのトレーダーによると、薄商いの中をリアルマネー系の投資家やヘッジファンドのセールスからユーロ買い
    • フランスとドイツに加え、ユーロ圏の製造業PMIが弱い内容になったものの、ユーロ買いが優勢
  • ドルは対円で0.2%高の1ドル=109円56銭
  • ポンドは対ドルでほぼ変わらずの1ポンド=1.3333ドル。前週末の大幅高の後を受けた利益確定売りで上値が重かった。FTSE100指数がこの日、大幅高になったものの、材料視されなかった

原題:Dollar, Yen Fall Amid Improvement in Risk Appetite: Inside G-10(抜粋)

◎米国株・国債・商品:株が最高値更新、米中合意でリスク後退期待

  16日の米株式相場は上昇し、主要株価指数は最高値を更新した。米国と中国が部分的な貿易合意に達したことで、年末に向かう市場にとって主要リスクが後退するとの期待が広がった。米国債は下落。

  • 米国株はS&P500とダウ平均、ナスダック総合がいずれも最高値
  • 米国債は下落、10年債利回り1.87%
  • NY原油先物は小幅続伸、米中貿易合意巡る楽観で
  • NY金先物ほぼ変わらず、日中もみ合い-米中合意見極め

  S&P500種株価指数はテクノロジーとヘルスケアを中心に上昇。米中の合意では、米国が関税率を一部引き下げ、中国は米農産物の購入を増やす見通しだが、多くの詳細がまだまとまっていない状況だ。ニューヨーク連銀管轄地区の製造業景況指数は、6カ月先の見通しが5カ月ぶり高水準となった。

  S&P500種は前週末比0.7%高い3191.45。ダウ工業株30種平均は100.51ドル(0.4%)高の28235.89ドル。ナスダック総合指数は0.9%上昇。ニューヨーク時間午後4時48分現在、米10年債利回りは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.87%。

  米中による「第1段階」の貿易合意発表に伴い、12月15日に予定されていた米国の対中追加関税発動は見送られた。この追加関税発動の見通しがこれまで、市場にとって大きな重しとなっていた。ただし、中国が米農産物の購入を増やすとする約束を履行する方法や、米国が9月導入の関税率を半減させるという約束をどの程度早期に実現できるのか、依然不透明なままだ。

  キングスビュー・アセット・マネジメントのポートフォリオマネジャー、ポール・ノルテ氏は「『良いニュース』が出てきた今、株式にとって次は何が起こるだろうか。投資家がクリスマスや新年の休暇に入る中、まずまずの出来高を伴うのは今週が最後となるだろう」と指摘。「薄商いは株が小動きになることも意味するため、投資家はよく眠って、甘い夢を見て、非常に良い1年を終えることができるはずだ」と述べた。

  ニューヨーク原油先物相場は小幅続伸し、3カ月ぶり高値となった。米中が貿易合意の第1段階で合意したことで、世界的な燃料消費が支えられるとの楽観が広がった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物1月限は14セント(0.2%)高の1バレル=60.21ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント2月限は、12セント高の65.34ドル。

  ニューヨーク金先物相場はほぼ変わらず。ドルの下落に加え、投資家が部分的な米中貿易合意を見極めようとする中、日中はもみ合いが続いた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.1%安の1オンス=1480.50ドルで終了。

原文:U.S. Stocks Start Week on Record-Setting Pace: Markets Wrap(抜粋)

Oil Stays Above $60 Mark on U.S.-China Trade Accord Optimism

PRECIOUS: Gold Swings, Palladium Rebounds as Markets Weigh Trade

◎欧州債:イタリア債が下落、政治的対立を懸念-英国債が安い

  16日の欧州債市場でイタリア債が下落。地域銀行の救済計画を巡る政治的な対立が懸念された。ドイツ債は小幅にベアスティープ化。同国の製造業PMIが市場予想を下回ったことに反応した。

  • イタリア10年債は一時4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して1.30%、ドイツ債とのイールドスプレッドは5bp拡大して160bpとなった。午後に入り、利回りの上げ幅は縮小した
  • 英国債は中核国債をアンダーパフォームした。イールドカーブはベアフラット化。償還期限の短い国債が売られた
  • ドイツ10年債利回りは2bp上げてマイナス0.27%、英10年債利回りは3bp上げて0.83%、イタリア10年債利回りは3bp上げて1.29%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Italy Bonds Drop on Political Fear, Gilts Dip: End-of-Day Curves(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE