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きょうの国内市況(12月16日):株式、債券、為替市場

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●日本株は小反落、米中合意の詳細見極め-輸出や医薬品安い

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  東京株式相場は小反落。米中が妥結した第1段階の貿易合意の詳細を見極めたいとのムードが広がる中、主要株価指数は前週末に年初来高値を更新したために高値警戒感が出た。輸送用機器や精密機器などの輸出関連や医薬品が売られた。不動産や小売など内需関連の一角は上昇した。

  • TOPIXの終値は前週末比3.11ポイント(0.2%)安の1736.87
  • 日経平均株価は70円75銭(0.3%)安の2万3952円35銭

  SBI証券の鈴木英之投資調査部長は、米中合意の内容で「米国の対中関税の引き下げが限定的だったことを嫌気している」との見方を示した。一方で、現段階で知的財産権や政府補助金の話まで協議されて対立が深まっているわけではないと市場はみており、「成果としては想定通りで懸念するほどではない」と指摘した。

  • 東証33業種では医薬品や輸送用機器、機械、陸運、精密機器、ゴム製品が下落
  • サービスや不動産、小売が上昇

●超長期債が上昇、リスク選好の流れ一服でーあすの20年入札には警戒感

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  債券市場では超長期債相場が上昇。米中貿易交渉の先行きに対する不透明感を背景にリスク選好の動きが一服し、買いが優勢になった。一方、あすの20年国債入札に対する警戒感が相場上昇を限定的にした。

  • 新発20年債利回りは前週末比1ベーシスポイント(bp)低い0.28%。新発30年債利回りは0.405%、新発40年債利回りは0.425%と、それぞれ2bpの低下
  • 新発10年債利回りは横ばいのマイナス0.025%。マイナス0.035%に低下して始まった後、横ばい水準に戻した
  • 長期国債先物3月物の終値は4銭高の152円32銭。取引開始後に152円45銭まで買われた後は上昇幅を縮め、午後は152円25銭まで小幅下落する場面もあった

市場関係者の見方

  • みずほ証券の松崎涼祐マーケットアナリスト
  • 米中交渉では追加関税が回避されたが、既存の関税25%は据え置き。金利上昇となるようなドラスティックな合意はなく、先行きも不透明だ
  • 急速な金利上昇を促すリスク要因がひとつ取れた。20年債は0.3%がめどとして意識されてきたので、入札前の調整売りも出しづらかった
  • ただ、先物を売ってヘッジする動きはあっただろう。10-20年の金利差が30bp程度まで縮小し、20年債の割高感は否定できないため、入札もこれまでのようには安心できない

あす20年債入札

  • 発行予定額は9000億円程度
  • みずほ証券の松崎氏
    • 流動性が低下する12月後半を控えて、20年債は前倒しの需要が入っていた可能性もあり、入札をきっかけに需給が緩んでくるリスクも
    • 10年債がゼロ%以上で買えるのなら、無理して20年債の期間リスクをとる必要がなくなる参加者もいるだろう

●ドル109円前半、米中貿易交渉の一部合意後の影響見極め―ポンド続伸

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  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=109円台前半でもみ合いとなった。米中が第1段階の貿易合意に至ったものの、市場では先行きを警戒する雰囲気が根強く残った。一方、先週の英総選挙で与党保守党が圧勝したポンド・ドル相場は引き続き上昇した。

ハイライト
  • ドル・円は午後3時11分現在、前週末とほぼ変わらずの109円38銭
  • ポンド・ドル相場は0.4%高の1ポンド=1.3386ドル。前週末には一時1.3514ドルと昨年5月以来の高値を付けた

外為オンライン情報サービス室の佐藤正和顧問

  • 米中はようやく第1段階の合意に至ったが、内容に関してはかなり認識の差があり、米政権内では第2段階の合意に向けた交渉の開始時期をめぐる温度差もあるなど、米中協議は今後も楽観視できない
  • ドル・円は今週109円台を維持できれば来週か年末に110円を試せるとみるが、109円を割れてしまうと上値が重く難しいという見方が広がるだろう
  • 英総選挙の結果を受けて欧州連合(EU)からの秩序ある離脱は確実になったが、EUとの貿易交渉はそう簡単ではないとみられ、ポンドの上値余地は大きくないだろう
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