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アーセナル戦放送を中国国営TVが中止-エジル選手の批判発言で

更新日時
  • エジル選手は中国での少数民族ウイグル族の扱いを非難
  • 政治には関わらない原則に常に従ってきた-アーセナル

中国国営の中国中央テレビ(CCTV)は15日に行われたサッカーのイングランド・プレミアリーグのアーセナル対マンチェスター・シティーの試合放送を中止した。アーセナル所属のメスト・エジル選手が中国での少数民族ウイグル族の扱いを非難するコメントをソーシャルメディアに掲載したことを受けた措置。

  イスラム教徒のエジル選手はインスタグラムとツイッターへの投稿で、中国のウイグル族の不当な扱いに対しイスラム教徒が沈黙していると批判。「コーランが焼かれ、モスクは閉鎖されている。学校は禁止されている。それにもかかわらずイスラム教徒コミュニティーは沈黙している」と指摘した。

  アーセナルは「投稿された内容はエジル選手個人の意見だ。アーセナルはフットボールクラブとして、政治には関わらない原則に常に従ってきた」と微博(ウェイボー)への投稿で説明した。

Arsenal FC v Brighton & Hove Albion - Premier League

メスト・エジル選手(12月5日)

撮影:マイク・ヒューイット/ゲッティイメージズ

  ニールセンの推計によると、中国には1億8700万人以上のサッカーファンがいるとされる。アーセナルのコメントはエジル選手の投稿による中国国内の反発から自らを守ることを意図したものかもしれない。アーセナルは中国でスポーツバーやレストランも運営しており、今年に入ってからはファン層拡大へ向けてチェーンを拡大する計画を発表していた。

  中国外務省の耿爽報道官は北京での16日の記者会見で、エジル選手は「フェイク(偽)ニュースで正しい判断ができなくなっていたようだ」と述べ、同選手は「中国政府がウイグル族を含め国民の宗教的信念を持つ権利を守っていること」を知らず、「中国政府が講じているテロ対策を地元民が承認し支持している」ことも承知していないと主張した。

原題:CCTV Pulls Arsenal Game Broadcast After Player’s Criticism (1)Arsenal Feels China’s Heat Over Ozil Remarks On Uighur Plight(抜粋)

(最終段落に中国外務省報道官の発言を追加して更新します)
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