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ドル109円前半、米中貿易交渉の一部合意後の影響見極め―ポンド続伸

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=109円台前半でもみ合いとなった。米中が第1段階の貿易合意に至ったものの、市場では先行きを警戒する雰囲気が根強く残った。一方、先週の英総選挙で与党保守党が圧勝したポンド・ドル相場は引き続き上昇した。

  • ドル・円は午後3時11分現在、前週末とほぼ変わらずの109円38銭
  • ポンド・ドル相場は0.4%高の1ポンド=1.3386ドル。前週末には一時1.3514ドルと昨年5月以来の高値を付けた

    ドル・円は米中合意と英総選挙後に膠着

    市場関係者の見方

    外為オンライン情報サービス室の佐藤正和顧問

    • 米中はようやく第1段階の合意に至ったが、内容に関してはかなり認識の差があり、米政権内では第2段階の合意に向けた交渉の開始時期をめぐる温度差もあるなど、米中協議は今後も楽観視できない
    • ドル・円は今週109円台を維持できれば来週か年末に110円を試せるとみるが、109円を割れてしまうと上値が重く難しいという見方が広がるだろう
    • 英総選挙の結果を受けて欧州連合(EU)からの秩序ある離脱は確実になったが、EUとの貿易交渉はそう簡単ではないとみられ、ポンドの上値余地は大きくないだろう

    大和証券投資情報部の石月幸雄シニア為替ストラテジスト

    • ドル・円はいったん様子見でポジション調整が中心。米中問題には不透明感も残っており、リスクオンの円安後は伸び悩み
    • 年末が近づいてくれば、もう少し円安方向か。マクロ系ヘッジファンドなどが米中問題をテーマに今年作ったドル売り・円買いポジションが一部残っているとみられるため

    背景

    • 米中が第1段階の貿易合意の詳細で合意-摩擦激化の懸念和らぐ
    • 米中貿易交渉「第2段階」、開始日程は未定-ライトハイザー氏
    • 日経平均株価は前週末比71円安で取引を終了
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