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12月13日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル指数、変わらず-米中の第1段階合意に市場は懐疑的

  13日のニューヨーク外国為替市場では、ドル指数が前日とほぼ変わらず。トランプ米大統領は米中が直ちに貿易合意の第2段階を巡る交渉を始めると述べたが、第1段階の合意に対してさえ市場の不透明感は払しょくされていない。主要10通貨の中では資源国通貨が軟調。ポンドは急伸した。

  • 主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は、ほぼ変わらず。第1段階の合意について具体的な情報が欠落する中、一時は0.5%下げた。この10営業日での下げは1.2%
  • ポンドは主要10通貨の中で最も堅調で、一時は2017年以降で最大の値上がり。英総選挙に保守党が勝利し、ジョンソン首相には欧州連合(EU)離脱を実行する道が開かれた
  • 米国は12月15日に予定していた対中追加関税の発動はなくなったが、2500億ドルを対象とした25%の現行関税は維持すると発表
    • 中国による米農産物購入は「すぐに」年間500億ドルに達するだろうと、トランプ氏発言。知的財産や通貨についても中国からの新たな確約があるとの期待を表明
    • ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表は、1月第1週に署名を想定しており、内容がその時に公表されると発言
  • ドルは人民元に対し一時1.1%上昇、8月5日以降で最大の値上がり
  • ブラウン・ブラザーズ・ハリマンのストラテジスト、ウィン・シン氏は「マーケットはうのみにしていない」と語る。「たくさんの混乱があり、食い違う発言も見られる。総合的に見て、ドルは主要通貨に対して上昇し、新興国通貨の大半に対して下落するというのはうなずける」と述べた
  • 英保守党の選挙勝利後、ポンドは約1年半ぶりの高値を付けた。対ユーロでは、2016年6月以来の高値。英国はその月の国民投票でEU離脱を決定した
  • ニューヨーク時間午後3時50分現在、ポンドは対ドルで1.4%高い1ポンド=1.3340ドル。一時は2.7%上昇
  • ユーロは対ドルで0.2%安い1ユーロ=1.1112ドル。一時は0.6%上昇し、8月13日以来の高値1.1199ドルを付けた
  • ドルは対円で0.1%未満上昇の1ドル=109円35銭。一時は12月2日以来の高値を付ける場面も。週間では0.7%の上昇

原題:Greenback Steady Amid Caution About Phase One Deal: Inside G-10(抜粋)

◎米国株・国債・商品:株が小高い、米中の部分合意で楽観優勢

  13日の米株式相場は小幅高。米中両国が合意した貿易交渉第1段階の詳細を見極めにようとして午前中は荒い値動きとなった。S&P500種株価指数とナスダック総合指数は結局、小幅な上げながら終値ベースの最高値を更新した。米国債は大幅反発。

  • 米国株は小幅高、米中合意の詳細見極めで荒い値動き
  • 米国債は大幅反発、10年債利回りは1.82%に低下
  • NY原油は続伸、60ドル台-サウジ石油施設攻撃以来の高水準
  • NY金先物は反発、米中合意でも不透明感残る-週間でも上昇

  この日は中国側が米国との合意を発表したが、両国とも投資家に安心感を与えるような詳細を明らかにしなかった。合意文書の内容はまだ精査が続いているとし、農産物購入については後日詳細を発表すると中国の当局者は語った。

  S&P500種株価指数は前日比0.1%未満高い3168.80。ダウ工業株30種平均は3.33ドル(0.1%未満)高の28135.38ドル。ナスダック総合指数は0.2%上昇。ニューヨーク時間午後4時43分現在、米10年債利回りは7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.82%。

  ミラー・タバクの株式ストラテジスト、マット・メイリー氏は「両国は現在、公の場で交渉しているようなものだ」とコメント。「不確実性が存在するため、具体的な投資決定はできない。米中の交渉はサーカスのようになってきた」と語った。

  ニューヨーク原油先物相場は続伸。米中両国が貿易交渉の第1段階の文書で合意したことで買いが膨らんだ。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物1月限は89セント(1.5%)高の1バレル=60.07ドルで終了。終値ベースで60ドルを超えたのは、9月にサウジアラビアの石油施設が攻撃された以降で初めて。ロンドンICEの北海ブレント2月限は、1.02ドル高の65.22ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反発。第1段階の合意が米中の貿易摩擦の解消にどの程度寄与するか不透明なため、逃避的な買いが入った。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.6%高の1オンス=1481.20ドルで終了。週間ベースでは1.1%上昇と、8月9日以来の大幅高となった。

原題:Stocks End Higher as Partial Trade Deal Clinched: Markets Wrap(抜粋)

Oil Climbs to Level Last Seen After Saudi Attacks in September

Gold Gains, Copper Slips as ‘Unknown’ on Trade Deal Roils Metals

◎欧州債:午後にもみ合い、米中貿易合意で-英国債は下げ埋める

  13日の欧州債市場ではユーロ圏国債が午後に入りもみ合った。米中貿易合意を巡り、相反するニュースに振り回された。中国は米中両国が貿易交渉第1段階の文書について合意したと確認した。英国債は朝方に下落。英総選挙で与党保守党が過半数議席を勝ち取り、来年1月31日までに英国が欧州連合(EU)を離脱する可能性が高まった。英国債はその後下げを埋めた。

  • 英10年債は一時、7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して0.89%と、6月以来の高水準に上げた。今回の選挙で保守党は1987年以来最多の議席数を獲得した
  • ドイツ債は取引直後から下落。10年債利回りは一時7月以来の高水準をつけた。その後長期債中心に反転。トランプ米大統領が中国との合意に関するウォールストリート・ジャーナル(WSJ)の記事は「まったく間違っている」とツイートしたことに反応した。トランプ大統領がWSJのどの記事に言及しているか明確ではない
  • ドイツ10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げてマイナス0.29%。フランス10年債利回りは4bp下げて0%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:EGBs Whipsaw on Trade, Gilts Reverse Losses; End of Day Curves(抜粋)

  

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