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きょうの国内市況(12月13日):株式、債券、為替市場

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●日本株大幅高、日経平均は2万4000円回復-昨年10月4日以来

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  東京株式相場は大幅高となり、主要株価指数は年初来高値を更新。トランプ米大統領が中国との第1段階の貿易合意を承認したことや、英総選挙で与党が過半数を獲得する情勢の中で、世界景気改善への期待が高まった。電機や自動車など海外経済の恩恵を受けやすい銘柄を中心に買いが入り、全業種上昇した。

  • TOPIXの終値は前日比27.15ポイント(1.6%)高の1739.98
  • 日経平均株価は598円29銭(2.6%)高の2万4023円10銭

  三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘チーフ投資ストラテジストは、米中協議で対中関税の発動が避けられる見通しになり「最悪のシナリオが回避できた」と評価した。アリアンツ・グローバル・インベスターズ・ジャパンの寺尾和之最高投資責任者は「既存関税が削減されるという方向に動けば、企業業績にはプラスに働く」と話した。ただ、削減がなかったとしても、「米中摩擦が緩和に向かっているとの期待がある限り大きく下落することはないだろう」とみる。

  英総選挙も、出口調査で保守党が過半数を確保する情勢と伝わった。藤戸氏は、不透明要因がクリアになったことで「好材料がそろい世界的にリスクオンの流れとなりそう」と話した。

  • 東証1部33業種全てが上昇、電機、輸送用機器、銀行、化学が上昇率上位

●債券先物は下落、リスク選好の売りー10年債はゼロ%の買いで戻す

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  債券市場では先物相場が下落。米中貿易合意の報道や英総選挙の与党圧勝を受けてリスク選好の動きが強まる中、前日に米長期金利が大幅上昇した流れを引き継いで売りが先行した。一方、新発10年債利回りはゼロ%での需要の強さが支えとなり、前日終値の水準まで戻した。

  • 長期国債先物3月物の終値は11銭安の152円28銭。取引開始直後に151円93銭まで売られた後は下げ幅を縮め、一時152円36銭まで戻した
  • 新発10年債利回りは前日比横ばいのマイナス0.025%。ゼロ%に上昇して取引を始めた後、上昇幅を縮小する展開。新発5年債利回りも横ばいのマイナス0.13%
  • 新発20年債利回りは0.29%、新発30年債利回りは0.43%と、いずれも横ばい

 野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト

  • 朝方に米中合意の報道が流れる中、先物は夜間取引の引けよりも安く始まったが、10年ゼロ%の壁は厚く、その後は一貫して買い戻しの流れ
  • 国内勢は日銀に差し入れる担保や日銀当座預金のマイナス金利回避の需要があり、ほぼゼロ%の地方債に人気があるが、10年国債もゼロ%を付けるようになったことで積極的に買っている
  • 超長期は10ー20年の金利差縮小が警戒されるものの、中期は前日から底堅い。リスクオンで株が大幅上昇する中、債券市場は異なる反応になった 

日銀オペ

  • 残存期間1年超3年以下と3年超5年以下、5年超10年以下の買い入れ額はそれぞれ4200億円、3400億円、3500億円で据え置き
  • 応札倍率はいずれも低下し、残存1-3年と5-10年は2倍を下回った
  • 野村証の中島氏
    • 案分利回り格差はどのゾーンも市場想定通りだったが、応札倍率は低く、結果が悪くなかったので午後も買い戻しの流れが続いた

●円全面安、米中貿易と英EU離脱の2大政治リスクが後退-ポンド急伸

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  東京外国為替市場では円が全面安。米中による第1段階貿易合意で追加関税発動が回避される見通しとなったことや、英総選挙での与党保守党圧勝を受け、リスク選好の動きが強まった。ポンドは欧州連合(EU)離脱を巡る不透明感の後退から大幅高となった。

ハイライト
  • ドル・円は午後3時12分現在、前日比0.2%高の1ドル=109円56銭。一時109円63銭と今月2日以来の水準まで円安が進行
  • ポンド・円は2.6%高の1ポンド=147円62銭、147円96銭と9カ月ぶり高値まで急伸し、その後もみ合いに転換
  • ポンド・ドルは17年4月以来の大幅高、一時2.7%高の1ポンド=1.3514ドルと昨年5月以来の高値

みずほ証券の鈴木健吾チーフFXストラテジスト

  • とりあえず3年続いたブレグジットするしないという問題がいったん決着しそうだというところを好感している
  • 米中貿易摩擦とブレグジットという市場を左右してきた2大政治リスクがめでたく同じ日にかなり明るくなったので、リスクオンムードで円売りも強まりそう
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