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安倍首相のインド訪問延期を決定、現地の治安悪化で-菅官房長官

更新日時
  • イスラム教徒除外の市民権付与法巡り北東部などで大規模デモ
  • 安倍首相は15~17日にインドを訪問、モディ首相と会談予定だった

安倍晋三首相は15日から予定していたインド訪問を延期した。菅義偉官房長官が13日夕方の記者会見で発表した。新たな日程は決まっていない。首脳会談が予定されていたインド北東部のアッサム州では治安が悪化している。

  菅氏は、現地情勢に関するインド側からの報告を受け、「両国政府で協議の上、延期することとした」と語った。その上で、今後双方にとって都合の良い、適切なタイミングでの訪問をインド側と相談して決定していくとし、「現時点で決まっていることはない」と述べた。安倍首相のインド訪問延期については、インド外務省が先に発表していた。 

Key World Leaders Attend The G-20 Summit

安倍首相とモディ首相(今年6月のG20大阪サミット)

Photographer: Kim Kyung-Hoon/Pool

  インド国内では近隣諸国から不法に入国したイスラム教徒の移民が市民権を取得するのを阻止する法案をインド議会が可決したのを受けて、バングラデシュと国境を接する北東部など一部地域で抗議行動が起きている。これを受けて訪印を取りやめた外国要人は、バングラデシュのモメン外相に次いで安倍首相が2人目。

  安倍首相は13日午後の内外情勢調査会での講演で、「来週インドに向かう予定」といったん語ったものの、その後「今、調整中になっている」と言い直していた。

  17日までのインド訪問で安倍首相は、大規模デモが発生しているアッサム州のグワハティで、モディ首相との首脳会談のほか、両国の経済団体による会合への出席も予定していた。東アジア地域包括的経済連携(RCEP)についても、インドを含む16カ国での妥結に向けて交渉をリードしたいと意欲を見せていた。

(政府が安倍首相の訪印延期を決めたことを受け、大幅に差し替えます)
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