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PIMCO、米大型ファンドでTIPS増やす-2020年のインフレ予想

  • 目先のCPI急上昇を予想-かねてからTIPSを有望視
  • 「デフレ圧力は今後後退するか、あるいは反転する可能性すらある」

パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)は運用している米国の2大ファンドでインフレ連動米国債(TIPS)を買い増した。同社は目先の消費者物価指数(CPI)急上昇を予想している。

  同社ウェブサイトによると、1320億ドル(約14兆5000億円)規模の「PIMCOインカム・ファンド」の9月末時点のTIPS保有高は49億ドルと、年央の27億ドルから増えていた。「PIMCOトータル・リターン・ファンド」は60億ドルと、昨年末の12億ドルから増加。

  PIMCOはかねてからTIPSを有望視している。市場が価格を正しく評価していないことから割安な可能性があると指摘。連邦準備制度がインフレ抑制より経済成長を優先すると同社は見込んでいる。

  PIMCOは今週のリポートで、「デフレ圧力は今後後退するか、あるいは反転する可能性すらある。全体的なインフレ率は横ばいのトレンドを抜け出す」 と予想し、市場は「依然としてインフレ見通しについて総じて安心している」ため、TIPSによるインフレヘッジは「手ごろな価格」だと分析した。

  企業が中国製品への関税のコストを転嫁するに伴い、米国のコア消費者物価インフレが加速するとの見方も示した。

  PIMCOの広報担当アグネス・クレーン氏はコメントを控えた。

原題:
Pimco’s Biggest Funds Stockpile TIPS as Firm Sees 2020 Inflation(抜粋)

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