コンテンツにスキップする

【債券週間展望】長期金利はゼロ%近辺か、リスク選好や20年入札重し

12月第3週(16-20日)の債券市場は長期金利がゼロ%近辺にやや上昇して推移すると予想されている。世界的なリスク回避姿勢の後退で金利に上昇圧力が掛かりやすいことに加えて、20年利付国債入札が重しになるとの見方が出ている。

市場参加者の見方

◎岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 米中通商協議などへの楽観的な見方から、投資家のリスク回避姿勢は後退しており、主要国では国債利回りの大幅な低下は見込みづらい
  • ただ、日銀の金融緩和姿勢に変化がないことや、20日に国債の大量償還を控えており、利回りが上昇すれば投資家の押し目買いが期待できよう
  • 20年債入札は相場の上値を抑える要因になろうが、幅広い投資家からの需要が続いており無難に消化されよう
  • 長期金利の予想レンジはマイナス0.05%~プラス0.01%

◎SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジスト

  • 日銀がモメンタムが損なわれる恐れが高まれば「躊躇(ちゅうちょ)なく追加緩和」との文言を削除したらサプライズとなり、相場のかく乱要因に
  • 客観的には必要なくなっており、日銀も追加緩和に前のめりな姿勢の軌道修正を狙っているはず
  • サプライズがなければ、休暇に入る市場関係者も多く海外投資家も不在で、材料もなく狭いレンジでの取引に
  • 長期金利の予想レンジはマイナス0.03%~0.00%

日銀オペ予定

対象年限直近の通知額
18日1-3年4200億円
3-5年3400億円
5-10年3500億円

過去の日銀国債買い入れオペの結果一覧

国債入札予定

年限発行予定額前回の表面利率
17日20年9000億円程度0.3%
20日

流動性供給

(残存期間5年超15.5年以下)

6000億円程度  -

主な材料

  • 19日:日銀の金融政策決定会合の結果発表
  • 19日:黒田東彦日銀総裁の定例会見(午後3時半)
  • 20日:11月の全国消費者物価指数
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE