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ラガルド新総裁のECB、政策据え置き-戦略検証の発表あるか焦点

欧州中央銀行(ECB)はラガルド新総裁が指揮する初の政策決定会合で、金融政策を据え置いた。ECBの戦略検証をいつ同総裁が発表するかに注目が集まる。

   ECBは中銀預金金利を過去最低のマイナス0.5%で維持した。債券購入の月額も200億ユーロ(約2兆4000億円)と9月の発表と変わらず。資産購入は利上げ開始の直前まで継続し、金利はインフレが確実に目標に届く段階までは現行またはそれ以下にとどまるとも繰り返した。

   総裁は記者会見時に、ECBの使命について包括的な検証を開始する時期を明らかにする可能性がある。インフレ目標を調整する必要があるかが焦点。ラガルド総裁は、気候変動対策など広範な問題を議論に含めたい意向を示している。

  一部の政策担当者の間では、広範な問題へと関心が向かい、ECBの第一の使命である物価安定の回復がおろそかになることへの懸念もある。2%弱という現在のインフレ目標に対し、2019年のこれまでの平均は1.2%にすぎない。

  中銀での勤務経験がない初のECB総裁であるラガルド氏の現行政策の正当性に関する説明も、エコノミストや投資家から綿密に精査される可能性が高い。

  総裁はこの日、最新のマクロ経済予測も発表する。22年の予想を初めて示す。

原題:
Lagarde’s ECB Keeps Policy Unchanged as Strategy Review Looms(抜粋)

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