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サウジアラムコの投資家、今すぐ現金化を-バーンスタイン

  • 低い配当利回りや政治的リスク、石油価格の厳しい見通しに言及
  • アラムコの評価額は上場初日に10%急伸したがいずれ下落へ

サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコの株価が上場初日の11日に10%急伸したのを受け、投資家はここで利益を確定すべきだとサンフォード・C・バーンスタインのアナリストらが顧客向けリポートで勧めた。

  低い配当利回りや、政府が依然として経営権を握っていることに伴う政治的リスク、石油価格の厳しい見通しは全て、アラムコの公正な評価額が上場後に記録した1兆8800億ドル(約204兆円)を約28%下回ることを示しているとニール・ベバリッジ氏らバーンスタインのアナリストがリポートで指摘した。

Aramco Opens Up, Just Barely

Biggest listed company to have one of world's smallest free floats

Source: Bloomberg

Note: Values are calculated using Dec. 6 close. Aramco market capitalization based on company's IPO price. Free floats for Alphabet and Facebook measured for their class A stock. The companies also have other share classes with different ownership levels.

  アラムコ株は指数組み入れや、サウジ証券取引所での空売りの難しさから短期的にはまだ上昇余地があるかもしれない。短期的には、サウジのムハンマド皇太子が3年以上前に目標に掲げた2兆ドルの株式時価総額に到達しなければ驚きだとバーンスタインは指摘。その上で、現在の時価総額は原油価格が1バレル=100ドルの状況でしか理にかなわないため、いずれは下落局面を迎えるとの見方を示した。

  リポートは、「これまで利益が出ているならば、われわれならここで利益を確定するだろう。そうでない場合は、より良い参入ポイントを待つだろう。そうした水準は必ず来る」としている。

  アラムコ株は11日の取引を35.20リヤルで終了した。バーンスタインはそれを下回る25.50リヤルを目標株価とし、投資判断を「売り」でカバレッジを開始した。

原題:Saudi Aramco Investors Should Cash Out Now, Bernstein Says (抜粋)

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