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香港ドル上昇、7月以来の変動幅中間突破-「キャリー取引」変調

更新日時
  • 一時0.13%高の1米ドル=7.7982香港ドル-銀行間金利が高止まり
  • 年末要因がなくなれば香港ドル下落の公算大-クレディ・アグリコル

香港ドルは12日、米ドルに対して上昇。7月以来の許容変動幅の中間突破となった。香港ドル建て銀行間金利の高止まりが背景にある。

  香港ドルは一時0.13%高の1米ドル=7.7982香港ドルと、中間水準の7.8香港ドルを上抜け。域内の銀行間金利が11月から高水準にとどまっており、調達した香港ドルを売り米ドルを買う「キャリー取引」の妙味が失われつつある。

Hong Kong dollar's Hibor has been at premium over Libor for 24 days

  香港金融管理局(HKMA、中央銀行に相当)は12日、外国為替・短期金利市場はスムーズに運営され続けており、為替相場は引き続き安定しているとのコメントを出した。

  香港ドルの1カ月物香港銀行間取引金利(HIBOR)は24営業日連続で米ドル建ての相応する金利を上回っている。

  クレディ・アグリコルCIBの新興国市場ストラテジスト、エディ・チャン氏は、年末の季節的要因がなくなれば、香港ドルは値下がりし、許容変動幅の中間値より安くなる公算が大きいと指摘。

  その理由として「力強い資金流入を促す大きな要因は見当たらないほか、香港経済が来年前半に強い圧力に見舞われる見込みで、貿易戦争を巡る中長期的な先行きも芳しくない」点を挙げた。

The Hong Kong dollar surges past 7.8 level on Thursday

原題:Hong Kong’s Dollar Jumps Into Strong Half of Its Trading Band(抜粋)

(最終2段落に関係者のコメントを追加して更新します)
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