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パウエル議長、必要に応じ利付債にも対象拡大の用意-米国債購入で

  • 現行のTB購入プログラムは順調かつ予想に沿った形で推移と指摘
  • ボラティリティー除去ではなく「政策決定を反映させるのが目的」

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、準備預金の管理に絡む米国債購入について、必要に応じて利付債にも対象を広げる用意があることを明らかにした。

  パウエル議長は11日、連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で、「今そうした状況にはないが、短期利付債を別途購入するのが適切となった場合、必要に応じてそうする用意がある」とし、購入戦略を状況に「適応させる意向」を示した。

Fed Chairman Jerome Powell Holds News Conference Following FOMC Rate Decision

記者会見したパウエル議長(12月11日)

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

  ただパウエル議長は、現行のTB購入プログラムは順調かつ予想に沿った形で進められていると付け加えた。9月の短期金融市場の混乱を受け、米金融当局は短期金利のコントロールと金融システムにおける準備預金拡充のため、レポ取引とTB購入を実施している。

  クレディ・スイスの金利ストラテジスト、ジョナサン・コーン氏は「パウエル議長の観点からは、扉を開いたままにしておくことに実際、不都合な点はない。これに対し、可能性を排除すれば、必要なことを行う意思が金融当局にあるのかについて疑問が生じるだろう」と話した。

  パウエル議長はまた、フェデラルファンド(FF)金利の実効レートを誘導目標レンジ内に保つため、金融当局としてレポ取引の詳細を必要に応じ調整する用意も表明。TB購入の結果、準備預金残高が積み上がれば、翌日物レポとタームレポの取引規模を「徐々に減らす」のが妥当になるだろうが、そのタイミングは不確定だと語った。

  このほか、レポ市場を中心とするこうした一連の措置の狙いは「ボラティリティー(変動性)を全て取り除くことではない」とした上で、「金融政策決定がFF金利に確実に反映されるようにするのが目的だ」と説明した。

原題:Fed Opens Door to Buying More Than T-Bills If Needed to Fix Repo(抜粋)

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