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米国株と国債反発、米金融政策「緩和的」と解釈

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11日の米金融市場では株式と国債が反発した。米連邦公開市場委員会(FOMC)は政策金利を据え置き、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は「いくらか緩和的」な金融政策を維持する可能性を示唆した。

  • 米国株は反発、米利上げのハードル高いとの見方広がる
  • 米国債は反発、10年債利回りは1.79%に低下
  • NY原油は反落、米原油とガソリンの在庫が増加
  • NY金スポットはFOMC後に上げ幅拡大、利上げ警戒和らぐ

  S&P500種株価指数は3日ぶりに上昇。FOMCの政策発表を受け、利上げへのハードルは引き続き高いとの見方が広がった。米国債はFOMC後に一段高となり、10年債利回りは1.8%を割り込んだ。5月会合以降で初めて全会一致で政策を決定したFOMCは、世界的な動向や弱いインフレ圧力など経済見通しを巡るデータが示唆するものを引き続き注視すると、声明で表明した。

  S&P500種株価指数は前日比0.3%高の3141.63。ダウ工業株30種平均は29.58ドル(0.1%)高の27911.30ドル。ナスダック総合指数は0.4%上昇。ニューヨーク時間午後4時45分現在、米10年債利回りは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.79%。

Stocks rise to intraday highs during Powell's press conference

  グレンミードのプライベートウェルス部門で最高投資責任者(CIO)を務めるジェイソン・プライド氏は、FOMCの決定について、「この緩和的スタンスは新年にかけ、高リスク資産を支えるだろう」と語った。

  貿易関連の動きが引き続き注視される中、株式相場は上値の重い展開が続いた。中でもダウ平均の上げ幅は小幅にとどまった。旅客機737MAXの問題を抱えるボーイングと、期待外れの業績見通しを発表したホーム・デポがそれぞれ下落したのが背景。

  ニューヨーク原油先物相場は反落。米週間統計が原油とガソリンの在庫増を示したことで売られ、約1週間ぶり安値となった。米エネルギー情報局(EIA)によると、先週にはガソリン在庫が1月以来の大幅増となり、原油在庫は82万2000バレル増加した。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物1月限は48セント(0.8%)安の1バレル=58.76ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント2月限は62セント安の63.72ドル。

  ニューヨーク金市場ではスポット相場がFOMC後に上げ幅を拡大。FOMCが政策金利を2020年いっぱい据え置くことを示唆し、利上げリスクへの警戒が和らいだ。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限はFOMC声明発表前に、0.5%高の1オンス=1475.00ドルで取引を終えた。

原題:Stocks Rise, Dollar Falls on ‘Accommodative’ Fed: Markets Wrap(抜粋)

Treasuries Rally, Extend Gains After FOMC, Tracking Dollar Slide(抜粋)

Oil Falls As U.S. Gasoline Supplies Rise by Most Since January(抜粋)

Gold Extends Gain as Fed on Hold Eases Rate Worries for 2020(抜粋)

(第4・5段落に情報を追加、相場を更新します)
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