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債券は上昇、米長期金利低下を受け買い優勢-先物は中心限月交代

更新日時

債券相場は上昇。米連邦準備制度理事会(FRB)が緩和的な政策を当面維持するとの見通しを背景に米長期金利が低下した海外市場の流れを引き継ぎ、買いが優勢となった。一方、この日の海外時間には欧州中央銀行(ECB)の政策決定会合や英国の下院総選挙を控えて値動きは限定的となった。

  • 新発10年債利回りは一時、前日比2.5ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.03%と、4営業日ぶりの低水準
  • 新発5年債利回りはマイナス0.13%と、4営業日ぶり水準に低下
  • 長期国債先物12月物の終値は29銭高の152円38銭。一時は152円43銭まで上昇
  • 期先限月の2020年3月物の売買高が12月物を上回る。大阪取引所は12日の夜間取引から中心限月が3月物に移行と発表

市場関係者の見方

岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 米国の金融政策は当面現状維持で場合によっては利下げバイアスのため、金利は大きく上がりづらく、債券買いに安心感がある
  • ただ、海外時間にはECB会合や英総選挙を控えて、ふたを開けてみないとわからない状況下で積極的な動きもない
  • 海外発の材料はまだまだ不透明要素があるので、金利が上昇すると買われやすい面も
長期国債先物12月物の日中取引推移

流動性供給入札

  • 対象は残存15.5年超39年未満
  • 応札倍率は2.57倍と、前回の同年限の2.76倍から低下
  • 最大利回り格差はゼロ%、平均利回り格差はマイナス0.005%
  • 岡三証の鈴木氏
    • 応札倍率が低下したものの、大きく売られる展開にはなっておらず、無難に通過
    • 来週は20年債入札もあり、目先は超長期ゾーンの需給警戒感からやや上値が重い感がある
  • 備考:過去の流動性供給入札の結果一覧

背景

  • 11日の米10年物国債利回りは5bp低い1.79%程度で終了。この日の時間外取引では一時1.78%台に低下も
  • 米連邦公開市場委員会(FOMC)は10、11日の会合で政策金利を現行水準のまま維持し、2020年いっぱい据え置くことを示唆
  • ECBは12日にラガルド新総裁就任後の初会合

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.130%-0.130%-0.030%0.290%0.430%0.445%
前日比-2.0bp-3.0bp-2.5bp-0.5bp横ばい-1.0bp
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