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米連邦地裁、国境の壁建設に軍建設予算3900億円の転用認めず

  • 連邦地裁判事、10月に下した差し止めの仮処分を恒久化
  • 国防総省の薬物対策費25億ドルの活用は禁じない

米テキサス州エルパソの連邦地裁は10日、トランプ大統領が軍建設予算から36億ドル(約3900億円)をメキシコ国境沿いの壁建設費に充てることを禁じる判断を下した。

  同地裁のデービッド・ブリオネス判事は10月に自身が決めた差し止め仮処分を恒久化することが適正と結論付けた。同判事は仮処分の際、トランプ大統領が国家非常事態宣言に基づいて国防総省予算を壁建設プロジェクトに転用するのを違法と指摘。政府はこれを不服として上訴していた。

  この日の判断は、2020年度歳出法案を巡る今週の議会承認を妨げる可能性がある。政府機関閉鎖を回避する期限は今月20日に迫っている。予算を移転する選択肢が禁じられれば、ホワイトハウスはより直接的な予算を求めるという危険な賭けに出る可能性がある。

  ブリオネス判事は、大統領が国防総省予算のうち、薬物対策費25億ドルを壁建設費に活用するのは禁じないとしている。これは100マイル(約160キロメートル)の壁建設を認めた7月の最高裁判断と合致する。

  ホワイトハウスにコメントを求めたが返答はなかった。
  

原題:Trump Barred From Building Border Wall With Military Funds (2)(抜粋)

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