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米金利据え置きほぼ確実、ドット・プロットが焦点か-11日FOMCで

  • 金融当局者の一部は先行きの利上げ再開時期を見据えている可能性
  • 最新予測で長期的な失業率推計の引き下げも-11月の雇用統計受け

米金融当局は東部時間11日午後2時(日本時間12日午前4時)、同日まで2日間の日程で開く連邦公開市場委員会(FOMC)の政策決定を盛り込んだ声明と最新の経済予測を発表する。

  世界的な景気減速と通商摩擦の悪影響に対する保険として、前会合まで3回連続で利下げしたFOMCだが、今回は金利据え置きがほぼ確実視されている。

  2時半から記者会見するパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は、政策据え置きの姿勢をあらためて強調する見通しだ。ただ、当局者の一部は先行きの利上げ再開の時期を見据えているかもしれない。

FOMC is on hold, but dispersed dots may hint at change

  パウエル議長は最近、米経済と金融政策について「良好な状態」にあり、金利変更を促すには見通しの「重大な再評価」を要するとしており、11日の会見でもこの発言を繰り返す公算が大きい。

  こうした中で注目されるのはFOMC参加者による2022年末までの政策金利予想だろう。ブルームバーグが調査したエコノミストは、向こう2年間の金利据え置きを見込むが、かなりの数の当局者が20年にも利上げを再開したい考えかもしれない。

  MUFGセキュリティーズアメリカの米金利戦略ディレクター、ジョン・ハーマン氏は経済予測に盛り込まれるドット・プロット(金利予測分布図)について、「来年の金利据え置き見通しが示される可能性が最も大きい。だが、FOMCには金利正常化への回帰を望む勢力もあると考えられ、予断を許さないのは確かだ」と話した。

  投資家は今週のFOMCで金利据え置きを予想する一方、来年末までの1回の追加利下げを織り込んでいる。だが、11月の非農業部門雇用者数の増加幅が1月以来の大きさとなり、賃金の伸びも予想を上回ったことで、利下げ確率は低下した。

  FOMC参加者は最新の予測で長期的な失業率の推計を4.2%から引き下げるかもしれない。11月の雇用統計で失業率が3.5%と50年ぶりの低水準に並んだにもかかわらず、賃金上昇圧力が引き続き緩慢であるためだ。国内総生産(GDP)伸び率とインフレ率の予想には大きな変化はないと見込まれている。

A blowout jobs report may be vindication for Powell's insurance

原題:Fed Dots May Yield Clue on Split Over Pause: Decision Day Guide(抜粋)

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