コンテンツにスキップする

きょうの国内市況(12月10日):株式、債券、為替市場

国内市況の過去の記事はこちらです。指標はここをクリックして下さい。

●日本株は小幅安、自動車や景気敏感株が下落-米中交渉にらんで様子見

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京株式相場は小幅に下落。15日に米国の対中追加関税の発動期限を控えて様子見ムードが広がる中、医薬品や不動産、情報・通信など内需株が上昇した。中国の乗用車販売が振るわず、自動車株が下落。機械や電機など景気敏感株が売られた。

  • TOPIXの終値は前日比1.3ポイント(0.1%)安の1720.77
  • 日経平均株価は20円51銭(0.1%)安の2万3410円19銭

  株価指数は前日終値を挟んで一進一退。米国の株安を受けて小反落で始まった後、一時上げに転じる場面があった。大和証券投資情報部の石黒英之シニアストラテジストは、15日に米国の対中追加関税の発動期限を控え、「不透明感がぬぐい切れない状況の中で売りに押されやすい」と指摘した。

  • 東証33業種では医薬品、水産・農林、建設、繊維製品、不動産が上昇
  • 電気・ガス、輸送用機器、石油・石炭製品、金属製品、機械が下落

●債券上昇、5年入札低調で売りも取引終盤に買い-長期金利一時ゼロ%

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  債券相場は上昇。長期金利は一時ことし3月以来となるゼロ%に上昇した。この日実施の5年利付国債入札が低調だったことで午後に一段安となったものの、売り一巡後は中期債を中心に買いが入り、相場全体を押し上げた。

  • 新発10年債利回りは一時前日比1ベーシスポイント(bp)高いゼロ%と3月6日以来の高水準を付けた。その後は水準を切り下げ、マイナス0.025%に低下
  • 新発5年債利回りは一時3bp高いマイナス0.075%と昨年11月以来の水準まで上昇。その後はマイナス0.11%に低下
  • 長期国債先物12月物の終値は13銭高の152円39銭。一時151円86銭と中心限月ベースで1年ぶりの安値を付けたが、取引終盤に上昇

市場関係者の見方

  • SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジスト
    • 5年債入札結果は弱かったが、入札に参加せず様子見した投資家は安いところで買えて結果的に良い入札だった
    • 次の注目は日銀の国債買い入れオペだ。5年、10年は需給が相当悪いので本来なら増額してもいいスピード感だが、10年金利がプラス化しない限りあまり期待できない
    • 短期金利上昇が中長期金利に波及していたので、いったん上昇圧力が弱まる可能性も

5年債入札

  • 最低落札価格は100円80銭と、ブルームバーグがまとめた市場の予想中央値を下回る
  • 投資家需要を反映する応札倍率は4.02倍と前回とほぼ同水準。小さいと好調さを示すテール(最低と平均落札価格の差)は8銭と、2016年2月以来の大きさ
  • 大和証券の小野木啓子シニアJGBストラテジスト
    • 5年債入札は不調、テールが大幅に拡大した。買いたい人はしっかり買った一方で、そうでない人は極めて消極的で両極端だった
    • 中短期ゾーンの地合いはすごく悪い
    • 値動きが荒く業者は体力がなくなっている。5年はマイナス金利でキャリーがあまり取れないので積極的に買う理由ない

●ドル・円は小動き、米中貿易協議の進展待ち-108円台後半

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=108円台後半で小動き。米国による対中関税第4弾の発動日が15日に迫る中、両国の貿易協議をめぐる不透明感から積極的に動きにくいとの見方があった。

  • ドル・円は午後3時33分現在、前日比0.1%高の108円61銭
  • ユーロ・ドル相場はほぼ変わらずの1ユーロ=1.1067ドル
  • ポンド・ドル相場は0.1%高の1ポンド=1.3156ドル。前日は1.3181ドルと5月6日以来の日中高値を付けた

外為オンライン情報サービス室の佐藤正和顧問

  • 米国の対中関税第4弾が15日に発動されるか否かが全てだ。みなこの一報を待っており、それまではどうにも動きにくい。どちらかと言えば合意だろうが、トランプ米大統領なのでちゃぶ台返しが来る恐れもあり、予断を許さない
  • 内容はともかく合意なら、ドル・円相場は109円前後ー109円台半ばに上方シフトし、110円を試す可能性もある。合意なしなら108円を割り込んで107円台半ばまで下げ余地が広がるだろう
  • 英総選挙が世論調査の通り保守党の勝利に終われば、材料出尽くし感からポンドは売られる可能性がある。長い目でみても、欧州連合(EU)離脱は英国にとって厳しい道になる。米連邦公開市場委員会(FOMC)も重要イベントだが、今回は政策変更は予想されていない
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE