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債券は下落、先物主導で売り優勢-長期金利は連日で一時ゼロ%に上昇

更新日時

債券相場は先物主導で下落。長期金利は前日に続いて一時ゼロ%に上昇した。先物限月交代や米国による対中追加関税の発動期限を控えて、売りが優勢の展開となった。

  • 新発10年債利回りは一時、前日比2.5ベーシスポイント(bp)高いゼロ%まで上昇し、前日に続いて3月以来の高水準を付けた
  • 新発2年債利回りは一時1.5bp高いマイナス0.105%、新発5年債利回りは一時2.5bp高いマイナス0.085%
  • 長期国債先物12月物の終値は30銭安の152円09銭。一時は151円99銭まで下落
  • 12月物の取引最終日を13日に控え、限月交代に伴う売買が活発化。2020年3月物の日中売買高は4兆5215億円と12月物に迫る

市場関係者の見方

三井住友トラスト・アセットマネジメントの押久保直也シニアエコノミスト

  • 市場の関心事は15日の対中追加関税延期の有無に尽きる。材料待ちの中で海外金利上昇の影響が素直に反映されて先物ゾーンを中心に売られた格好
  • 5年債はきのうの入札後に買われる局面もあったが、結果が低調だったことは事実で中期ゾーンは需給の緩みが意識されやすい
  • 海外勢が休暇モードに入っていくこともあり、時期的に金利が大きく低下する展開は見込みにくい

JPモルガン証券の山脇貴史債券調査部長

  • 米中問題は何が出てきてもおかしくないため、全体的にリスクを取りにくいタイミング
  • 年末を控えた流動性の薄さもあり、先物の売りが集中したことで相場全体の値動きが予想以上に大きくなった感ある
  • 海外勢の持ち高調整に伴う売りが先物下落の一因とみられるが、特に理由は見当たらず、値幅の大きさに戸惑っている市場参加者は多いだろう
長期国債先物12月物の日中取引推移

背景

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.110%-0.100%-0.005%0.290%0.430%0.450%
前日比+1.0bp+1.0bp+2.0bp+1.0bp+1.0bp+1.0bp
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