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米民主党、トランプ大統領の職権乱用と議会妨害に照準-司法委公聴会

  • 民主が下院本会議での弾劾訴追採決に向け最後の主張
  • 司法委は早ければ12日から訴追状の最終案の起草開始する見込み

米下院司法委員会は9日、ウクライナ疑惑を巡るトランプ大統領の弾劾訴追に関する2回目の公聴会を開いた。民主党は歴史的な下院本会議での弾劾訴追採決に向け最後の主張を行い、大統領の行動は職権乱用と議会妨害に当たると指摘した。

  週内に訴追条項の起案が見込まれる中、共和、民主両党の法律顧問は数週間続いた公聴会で明らかになった事実の解釈を巡り対立。民主党の下院司法委員会の法律顧問、バリー・バーク氏は、「トランプ大統領の行動は弾劾訴追可能な不正行為だ。法の支配と制度、さらには第4代大統領ジェームズ・マディソンが警告したように米国社会を脅かす」と述べた。

  一方、共和党同委の法律顧問スティーブ・キャスター氏は、民主党が2016年の大統領選の結果を覆し、クリスマス休暇前にトランプ大統領を弾劾しようとして「作為的かつ恣意(しい)的に政治的期限」を追求していると非難した。

  「われわれが理解するところでは、この公聴会の目的はトランプ大統領の行為が重大な犯罪および軽犯罪の定義に合致するかどうかを話し合うことだ」とし、「合致しない」と指摘した。

  司法委の計画に詳しい当局者らは、同委が早ければ12日から弾劾訴追状の最終案の公開討議と起草を開始するとの見通しを示している。来週見込まれる本会議採決では各議員は党の方針に従うと予想されており、そうなればトランプ氏は弾劾訴追された3人目の大統領となる。しかし共和党が過半数議席を占める上院で「無罪」となるのはほぼ確実とみられている。

原題:Democrats Build Impeachment Case on Abuse of Power, Obstruction(抜粋)

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