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Photographer: Sanjit Das/Bloomberg
cojp

売れ残り一掃に数年要する可能性-シンガポール住宅相場の足かせにも

  • 9月末の住宅在庫3万1948戸-今年の四半期平均販売は約2500戸
  • 居住区買い上げの「行き過ぎ」が供給過剰の原因だとの分析も

不確実な景気見通しの中で価格回復が緒に就いたばかりのシンガポール不動産市場だが、売れ残り住宅の一掃には数年を要するとみられ、これが相場の足かせとなる可能性がある。

  都市再開発庁によれば、9月末時点の住宅在庫は3万1948戸。今年の四半期平均販売戸数は約2500戸で、このペースで在庫を処分するには4年近くかかるとクッシュマン・アンド・ウェイクフィールドのシンガポール・東南アジア担当調査責任者クリスティン・リ氏は指摘する。

  不動産開発各社は住宅の過剰供給を受け、外国の買い手に課す20%の印紙税率引き下げなど価格抑制策を緩和するよう政府に求めている。一方で、中央銀行に当たるシンガポール通貨庁(MAS)は先月、供給過剰が住宅価格を押し下げようとしていると警告した。

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Singapore's property glut has its roots in a surge in en-bloc sales in 2017-18

Source: RHB Bank

  オレンジティー・アンド・タイの調査責任者クリスティン・スン氏は、不確かな経済見通しを踏まえれば、来年の販売は5-10%落ち込む可能性があると予想。一方で「経済が来年、極端に悪化しないと想定」すれば、値上がりペースは鈍化するものの不動産価格はまだ1-3%上昇し得るとの見方も示した。

  供給過剰の根本原因は2017年から18年にかけての不動産ブームに加え、住宅オーナーがグループで集団住宅の居住区全体を不動産開発会社に売却し、その区画を再開発してきたことが挙げられる。

A rebound in Singapore property prices could be cut short by a supply glut

  クッシュマンのリ氏はこうした居住区買い上げの「行き過ぎ」が供給過剰を引き起こしたと分析。政府が価格抑制措置を緩和することで不動産開発会社を救済するのは「愚か」であり、その代わりに熱狂的な区画買い上げが繰り返されるのを防ぐため居住区全体の売却に対する制約を強化すべきだと主張している。

原題:
Singapore Has a Property Glut That Could Take Years to Clear(抜粋)

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