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ドル・円は小動き、米中貿易協議の進展待ち-108円台後半

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=108円台後半で小動き。米国による対中関税第4弾の発動日が15日に迫る中、両国の貿易協議をめぐる不透明感から積極的に動きにくいとの見方があった。

  • ドル・円は午後3時33分現在、前日比0.1%高の108円61銭
  • ユーロ・ドル相場はほぼ変わらずの1ユーロ=1.1067ドル
  • ポンド・ドル相場は0.1%高の1ポンド=1.3156ドル。前日は1.3181ドルと5月6日以来の日中高値を付けた

ドル・円相場は米中合意待ちで動かず

市場関係者の見方

外為オンライン情報サービス室の佐藤正和顧問

  • 米国の対中関税第4弾が15日に発動されるか否かが全てだ。みなこの一報を待っており、それまではどうにも動きにくい。どちらかと言えば合意だろうが、トランプ米大統領なのでちゃぶ台返しが来る恐れもあり、予断を許さない
  • 内容はともかく合意なら、ドル・円相場は109円前後ー109円台半ばに上方シフトし、110円を試す可能性もある。合意なしなら108円を割り込んで107円台半ばまで下げ余地が広がるだろう
  • 英総選挙が世論調査の通り保守党の勝利に終われば、材料出尽くし感からポンドは売られる可能性がある。長い目でみても、欧州連合(EU)離脱は英国にとって厳しい道になる。米連邦公開市場委員会(FOMC)も重要イベントだが、今回は政策変更は予想されていない

SBI証券債券営業支援室の相馬勉室長

  • 米中貿易協議をめぐって米高官から楽観的な発言が目立つが、これまで通り何があってもおかしくないので、みなポジションを持たずにじっと待っている
  • ドル・円は昨年末から「行って来い」の水準にあり、株高が進んだことで多くの市場参加者がまあまあの状態にあるので、米中協議の結果が出てから動いても全然遅くない面もある
  • 英総選挙は保守党の勝利がコンセンサスに。ECBのラガルド総裁は就任後間もない今週の定例会合で金融政策をいじってくることはないのではないか

背景

  • 米国が15日に予定している対中関税第4弾、発動の可能性は低い-米農務長官が見解
  • 英総選挙でジョンソン首相率いる保守党が過半数を獲得しそうな見通し、EU残留派の旗色悪い
  • 9日の米株式相場は反落。この日経平均株価は前日比20円51銭安で終了
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