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サノフィ新CEO、がん治療分野に注力-糖尿病研究からは撤退へ

  • 血友病や乳がん、多発性硬化症などの治療分野に照準定める
  • 糖尿病・心臓疾患の研究打ち切りなどで22年までに20億ユーロ節減

フランスの医薬品メーカー、サノフィのポール・ハドソン新最高経営責任者(CEO)は、がん治療など急成長分野に同社の将来がかかっていると見ており、糖尿病と心臓疾患の分野からは手を引く方針だ。

  サノフィは9日遅く、血友病や乳がん、多発性硬化症、希少疾患など6つの有望な治療分野に照準を定め、糖尿病治療の研究を打ち切ることを明らかにした。ハドソン氏は10日、ボストン近郊で自身の戦略の概要を初めて示す予定。

  ハドソン氏はスイスのノバルティスの元医薬品部門責任者。イノベーションのリード役となれていない分野からサノフィを撤退させ、新薬で高価格が見込める分野を中心に次世代の大型医薬品の開発に賭けようとしている。

  ハドソン氏は電話会見で、「画期的なイノベーションがより難しくなりつつあり、効率を高めてチャンスのある分野に経営資源を投入する必要があることを認識している」と語った。

Paul Hudson

ポール・ハドソン氏

  サノフィはこの日、米バイオテクノロジー企業シンソークスを25億ドル(約2700億円)で買収することで合意したと発表。抗がん剤の商品を拡充し、この分野で米メルクやファイザー、スイスのロシュ・ホールディング、英アストラゼネカに追い付くことを目指す。

  サノフィは追加資金を確保するため、提携相手の米リジェネロン・ファーマシューティカルズの株式を来年のロックアップ期間終了後に売却する可能性があることを明らかにした。また、糖尿病と心臓疾患の研究をやめ、生産性を高めることで2022年までに20億ユーロ(約2400億円)の節減を見込む。

Investors are counting on new CEO to revitalize drugmaker

原題:Sanofi’s New CEO Sees Future in Cancer, Moving Beyond Diabetes (抜粋)

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