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きょうの国内市況(12月9日):株式、債券、為替市場

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●日本株は続伸、素材や金融高い-米指標改善や米中合意期待で

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  東京株式相場は3日続伸。米景気の好調を示す指標など世界的な景気改善期待が高まり化学や鉱業などの素材、保険や銀行などの金融が上昇。米中貿易協議の発動期限など重要イベントでのサプライズを警戒し、為替が円安に振れなかったことからアドバンテストなど電子部品やトヨタなど自動車の一角は下げた。

  • TOPIXの終値は前営業日比8.71ポイント(0.5%)高の1722.07
  • 日経平均株価は76円30銭(0.3%)高の2万3430円70銭

  米株高を受けて買いが先行し、日経平均はこの日の高値で取引開始。その後、上げ幅を縮小し午後の取引も伸び悩んだ。寄り付き前に公表された7-9月期の実質国内総生産(GDP)改定値は速報値から大幅に上方修正されたが、証券ジャパンの大谷正之調査情報部長は「為替相場が変動しなかったことの物足りなさから輸出株の一角に売りが出た」とみる。

  今週は10、11日に米連邦公開市場委員会(FOMC)、12日は英総選挙、15日には追加関税の発動期限となる米中貿易協議と大きなイベントが控える。ニッセイ基礎研究所の井出真吾チーフ株式ストラテジストは、「日経平均株価はこの1週間で上昇したため短期の投資家はいったん利益を確定しており、リスクのある複数の重要イベントを控えて上値追いは難しい」と話した。

  • 東証33業種では保険、鉄鋼、石油・石炭製品、鉱業、非鉄金属、繊維製品、電機、化学、銀行、機械が上昇
  • 医薬品、精密機器、不動産は下落

●長期金利が一時9カ月ぶり高水準、予想上回る米雇用統計や中期債売り

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  債券相場は下落。長期金利は9カ月ぶり水準まで上昇した。11月の米雇用統計が予想を上回ったことを受けて前週末の米国債相場が下落したことや、あす実施の5年債入札への警戒感から中期債利回りが上昇したことが売り材料となった。一方、長期金利が節目のゼロ%に接近したことで午後は買いが入って下げ渋った。

  • 新発10年債利回りは一時、前週末比1.5ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.005%と、3月6日以来の高水準
  • 新発2年債利回りはマイナス0.125%と昨年12月以来、新発5年債利回りは一時マイナス0.100%と昨年11月以来の水準まで上昇
  • 長期国債先物12月物の終値は19銭安の152円26銭。一時152円18銭と、中心限月ベースで昨年12月以来の安値を付けたが、その後は下げ幅を縮めた

市場関係者の見方

パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長

  • 10年債ゼロ%のターゲットにかなり近づいてきて、これまで売っていた人も買い戻すだろうし、ゼロ%近辺で買おうという人もいるだろう
  • ここからさらに売り込むのはやりづらくなってきている。相場の下げ余地は限定的だろう
  • 明日の5年債入札を越えても大きなリバウンドは期待できないが、地合いが悪いというだけでさらに売り込むには新たな材料が必要
  • 来週の20年債入札を超えれば需給的に年末に向けて金利低下を想定

日銀オペ

  • 対象は残存期間1年以下、10年超25年以下と25年超、変動利付債で買い入れ額をそれぞれ500億円、1000億円、300億円、1000億円に据え置き
  • 応札倍率は残存1年以下と10-25年が低下し、25年超は上昇

●ドル・円は108円半ば、対中追加関税期限や海外イベント控え小動き

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  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=108円台半ば。週末に追加関税の発動期限を控える米中貿易交渉の行方に注目が集まる中、積極的に動きづらく先週末のニューヨーク終値付近で小動きだった。今週はその他にも英国の総選挙、欧米の金融政策発表とイベントが多く、全般的に見送りムードが強かった。

  • ドル・円は午後3時25分現在、前週末比とほぼ変わらない108円57銭
  • ユーロ・ドルも1ユーロ=1.10ドル半ばで小幅な値動き
  • ポンド・ドルは1ポンド=1.3161ドル。12日の英総選挙を控えて5月以来の高値圏での推移が継続

市場関係者の見方

大和証券投資情報部の石月幸雄シニア為替ストラテジスト

  • 今週最大の焦点は対中関税の行方。期限の15日が迫って何も決まっていないと、ネガティブな反応となり、円高方向の動きになるだろう
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