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債券上昇、5年入札低調で売りも取引終盤に買い-長期金利一時ゼロ%

更新日時

債券相場は上昇。長期金利は一時ことし3月以来となるゼロ%に上昇した。この日実施の5年利付国債入札が低調だったことで午後に一段安となったものの、売り一巡後は中期債を中心に買いが入り、相場全体を押し上げた。

  • 新発10年債利回りは一時前日比1ベーシスポイント(bp)高いゼロ%と3月6日以来の高水準を付けた。その後は水準を切り下げ、マイナス0.025%に低下
  • 新発5年債利回りは一時3bp高いマイナス0.075%と昨年11月以来の水準まで上昇。その後はマイナス0.11%に低下
  • 長期国債先物12月物の終値は13銭高の152円39銭。一時151円86銭と中心限月ベースで1年ぶりの安値を付けたが、取引終盤に上昇

市場関係者の見方

  • SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジスト
    • 5年債入札結果は弱かったが、入札に参加せず様子見した投資家は安いところで買えて結果的に良い入札だった
    • 次の注目は日銀の国債買い入れオペだ。5年、10年は需給が相当悪いので本来なら増額してもいいスピード感だが、10年金利がプラス化しない限りあまり期待できない
    • 短期金利上昇が中長期金利に波及していたので、いったん上昇圧力が弱まる可能性も
新発10年債利回りのローソク足推移

5年債入札

  • 最低落札価格は100円80銭と、ブルームバーグがまとめた市場の予想中央値を下回る
  • 投資家需要を反映する応札倍率は4.02倍と前回とほぼ同水準。小さいと好調さを示すテール(最低と平均落札価格の差)は8銭と、2016年2月以来の大きさ
  • 大和証券の小野木啓子シニアJGBストラテジスト
    • 5年債入札は不調、テールが大幅に拡大した。買いたい人はしっかり買った一方で、そうでない人は極めて消極的で両極端だった
    • 中短期ゾーンの地合いはすごく悪い
    • 値動きが荒く業者は体力がなくなっている。5年はマイナス金利でキャリーがあまり取れないので積極的に買う理由ない
  • 備考:過去の5年利付国債入札結果一覧

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.120%-0.105%-0.020%0.285%0.425%0.455%
前日比横ばい横ばい-1.0bp-1.0bp-1.5bp-1.0bp
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