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ドル・円は108円半ば、対中追加関税期限や海外イベント控え小動き

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=108円台半ば。週末に追加関税の発動期限を控える米中貿易交渉の行方に注目が集まる中、積極的に動きづらく先週末のニューヨーク終値付近で小動きだった。今週はその他にも英国の総選挙、欧米の金融政策発表とイベントが多く、全般的に見送りムードが強かった。

  • ドル・円は午後3時25分現在、前週末比とほぼ変わらない108円57銭
  • ユーロ・ドルも1ユーロ=1.10ドル半ばで小幅な値動き
  • ポンド・ドルは1ポンド=1.3161ドル。12日の英総選挙を控えて5月以来の高値圏での推移が継続
イベントにらみで小動き

市場関係者の見方

大和証券投資情報部の石月幸雄シニア為替ストラテジスト

  • 今週最大の焦点は対中関税の行方。期限の15日が迫って何も決まっていないと、ネガティブな反応となり、円高方向の動きになるだろう

外為どっとコム総合研究所の神田卓也調査部長

  • 米中に関して週末特に大きなニュースはなかったが、ここから15日まで何が出てくるかわからないので、ドル買いポジションもドル売りポジションも持てない
  • 金曜の段階でまだ関税が撤廃できていないとなると、週末前に108円割れの可能性もあるし、逆に週末前に撤廃となれば110円を目指して再上昇となりそう。いずれにしろ今週がヤマ場だろう

マネーパートナーズの武市佳史チーフアナリスト

  • ドル・円は先週末に109円を回復できず、200日線の下に押し戻されてテクニカルに重い。ただ、下方向を攻めるのも、不透明感の方が大きいので新たなポジションを構築できず攻められない
  • 今週は英総選挙の票読みで一喜一憂することはあり得るが、それ以外に動くネタは米中以外にない

背景

  • クドロー米大統領国家経済会議(NEC)委員長は6日、中国による米国産農産品の購入額を巡り、米中は「ほぼ24時間態勢で」交渉を詰めているとブルームバーグテレビジョンとのインタビューで発言。「12月15日は非常に重要な日だ」とし、「合意がまとまらない場合、現行法に基づき関税は復活する」と述べた
  • 英国では8日付の新聞各紙に掲載された世論調査全てで保守党がリード。12日の総選挙でジョンソン首相が過半数を確保する見通しが示された
  • 10、11日の米連邦公開市場委員会(FOMC)、12日の欧州中央銀行(ECB)の金融政策発表はいずれも据え置きの見通し。ECBはラガルド新総裁の下で最初の会合となる
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