コンテンツにスキップする

金融ロボット、高報酬職の一部業務に進出も-米下院でAI専門家証言

  • ポートフォリオ構築などの業務もAIに置き換え-コーネル大教授
  • 機械学習が金融・保険業界にたくさんの課題、多くは失業へ

ウォール街ではロボットが多くのお決まりの仕事を人間の代わりに行うようになったが、ここにきて業務範囲はより高いレベルに到達しつつある。

  こう話すのは、AQRキャピタル・マネジメントで機械学習の責任者を務めた経歴を持ち、現在はコーネル大学教授のマルコス・ロペスデプラド氏だ。

  同氏は6日に米下院金融委員会で、人工知能(AI)による資本市場や雇用への影響について証言。電子市場でのアルゴリズム利用で、世界のエグゼキューション・トレーダー数万人の業務が自動化されており、価格やリスクをモデル化したり投資ポートフォリオを構築したりする人々もAIに取って代わられていると述べた。

  ロペスデプラド氏は「金融に関する機械学習が金融・保険業界で雇用されている614万人にたくさんの課題をもたらす。多くは失業するが、必ずしも機械に置き換えられたためではなく、アルゴリズムと共に働く訓練を受けていないからだ」と説明した

  約2時間の公聴会で議員らは、AIにおける人種・性別上の偏りや、高技能技術者を巡る争い、複雑化するデータ主導の金融市場における規制上の課題について専門家らに尋ねた。

原題:Robots in Finance Could Wipe Out Some of Its Highest-Paying Jobs(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE