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ECBの利下げは終わり、焦点はラガルド新総裁の下での戦略検証に

  • 政策金利は今後2年間変更されずの予想が大勢-ブルームバーグ調査
  • 次の動きとしては2022年1-3月期までの利上げを予想

欧州中央銀行(ECB)は、持続的な成長下振れリスクにもかかわらず、これ以上の利下げはしないだろうと、ブルームバーグの調査に答えたエコノミストらが予想した。

  当局者らがマイナス金利の影響についての懸念を深め、ラガルド新総裁が戦略検証について発表しようとする中で、ほとんどの回答者は政策金利が今後2年間は変更されないと予想。前回調査では来年6月の追加利下げが見込まれていた。最新調査によるとエコノミストらは、次の動きとして2022年1-3月(第1四半期)までの利上げを予想している。

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ECB Timeline

  12日に、就任後初の政策決定会合に臨むラガルド総裁は、マイナス金利が金融システムを損ない貯蓄者に痛みを与えていると論じる銀行や政治家からの圧力の高まりに直面している。戦略検証では、ECBの政策手段を駆使してインフレを回復させる他の方法を模索する必要があるだろう。

  RBCのグローバル・マクロ・ストラテジスト、ピーター・シャフリク氏は、「ECBが金融を緩和するとは思わないが、緩和するとすれば、利下げ以外の方法を取ることを求める圧力は相当高くなるだろう。最新のプログラムを導入した後で、さらに何かをするような環境でないことは確かだ」と話した。

  ECBは9月に、追加利下げや量的緩和(QE)再開を含む緩和パッケージを打ち出した。

  調査によればエコノミストらは、政策委員会が来年9月までにフォワードガイダンスを変更すると予想。現在のガイダンスは、目標に向かったインフレの軌道が定着するまで、金利は現行または「より低い」水準にとどまるとしている。

Updated Projections

Economists expect ECB to keep outlook largely unchanged

Source: Bloomberg survey of economists conducted Nov. 29 to Dec. 5

Note: Chart shows September ECB staff projections

  債券購入は21年後半まで継続される可能性が高いとみられている。終了の1カ月前までは月額200億ユーロ(約2兆4000億円)の購入ペースが変更されることも、新たな資産クラスが購入対象に追加されることもないだろうと見込まれている。

  また、ラガルド総裁は来年1月までに戦略検証実施を発表するとみられているが、今月発表するとの予想は少数派となっている。

Risk Profile

Threats to euro-area economy are starting to recede

Source: Bloomberg survey of economists conducted Nov. 29 to Dec. 5

Note: Diffusion index of risks rated from 1 (none) to 5 (significant). No data available for survey round ahead of July 2019 ECB meeting.

Strategy Review

More flexibility on ECB inflation goal most likely outcome

Source: Bloomberg survey of economists conducted Nov. 29 to Dec. 5

原題:ECB Rate Cuts Seen as Done With Lagarde’s Review in Spotlight(抜粋)

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