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長期金利が一時9カ月ぶり高水準、予想上回る米雇用統計や中期債売り

更新日時

債券相場は下落。長期金利は9カ月ぶり水準まで上昇した。11月の米雇用統計が予想を上回ったことを受けて前週末の米国債相場が下落したことや、あす実施の5年債入札への警戒感から中期債利回りが上昇したことが売り材料となった。一方、長期金利が節目のゼロ%に接近したことで午後は買いが入って下げ渋った。

  • 新発10年債利回りは一時、前週末比1.5ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.005%と、3月6日以来の高水準
  • 新発2年債利回りはマイナス0.125%と昨年12月以来、新発5年債利回りは一時マイナス0.100%と昨年11月以来の水準まで上昇
  • 長期国債先物12月物の終値は19銭安の152円26銭。一時152円18銭と、中心限月ベースで昨年12月以来の安値を付けたが、その後は下げ幅を縮めた

市場関係者の見方

パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長

  • 10年債ゼロ%のターゲットにかなり近づいてきて、これまで売っていた人も買い戻すだろうし、ゼロ%近辺で買おうという人もいるだろう
  • ここからさらに売り込むのはやりづらくなってきている。相場の下げ余地は限定的だろう
  • 明日の5年債入札を越えても大きなリバウンドは期待できないが、地合いが悪いというだけでさらに売り込むには新たな材料が必要
  • 来週の20年債入札を超えれば需給的に年末に向けて金利低下を想定
長期国債先物12月物の日中取引推移

日銀オペ

  • 対象は残存期間1年以下、10年超25年以下と25年超、変動利付債で買い入れ額をそれぞれ500億円、1000億円、300億円、1000億円に据え置き
  • 応札倍率は残存1年以下と10-25年が低下し、25年超は上昇
  • 備考:日銀:国債買い切りオペ一覧 (表)

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.125%-0.105%-0.015%0.295%0.440%成立せず
前週末比+1.0bp+1.5bp+0.5bp+0.5bp+0.5bp
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