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日本株は続伸、素材や金融高い-米指標改善や米中合意期待で

更新日時
  • 米雇用統計1月来の大幅増、米消費者マインド指数7カ月ぶり高水準
  • 7-9月GDPは大幅上方修正、為替相場は1ドル=108円60銭近辺

9日の東京株式相場は3日続伸。米景気の好調を示す指標など世界的な景気改善期待が高まり化学や鉱業などの素材、保険や銀行などの金融が上昇。米中貿易協議の発動期限など重要イベントでのサプライズを警戒し、為替が円安に振れなかったことからアドバンテストなど電子部品やトヨタなど自動車の一角は下げた。

  • TOPIXの終値は前営業日比8.71ポイント(0.5%)高の1722.07
  • 日経平均株価は76円30銭(0.3%)高の2万3430円70銭

〈きょうのポイント〉

  • 11月の米雇用統計、非農業部門雇用者数は市場予想を上回る26.6万人増
  • 米消費者マインド指数が7カ月ぶり高水準-株高が高所得者に恩恵
  • 中国11月輸入は増加に転じる、輸出は予想に反して減少
  • 米10年債利回りが3ベーシスポイント上昇の1.84%
  • 7-9月GDPは年率1.8%増に上方修正-設備投資が上振れ

  米株高を受けて買いが先行し、日経平均はこの日の高値で取引開始。その後、上げ幅を縮小し午後の取引も伸び悩んだ。寄り付き前に公表された7-9月期の実質国内総生産(GDP)改定値は速報値から大幅に上方修正されたが、証券ジャパンの大谷正之調査情報部長は「為替相場が変動しなかったことの物足りなさから輸出株の一角に売りが出た」とみる。

  今週は、10、11日に米連邦公開市場委員会(FOMC)、12日の英総選挙、15日には追加関税の発動期限となる米中貿易協議と大きなイベントが控える。ニッセイ基礎研究所の井出真吾チーフ株式ストラテジストは、「日経平均株価はこの1週間で上昇したため短期の投資家はいったん利益を確定しており、リスクのある複数の重要イベントを控えて上値追いは難しい」と話した。

  イベントでサプライズが出れば市場が変動するリスクがあり今は様子見になりやすい。井出氏は、日経平均株価は前月の高値だった2万3500円~2万3600円で上値が重くなる相場は続きそうで、今週は2万3000円台前半でもみ合うと予想した。

  • 東証33業種では保険、鉄鋼、石油・石炭製品、鉱業、非鉄金属、繊維製品、電機、化学、銀行、機械が上昇
  • 医薬品、精密機器、不動産は下落
日経平均の推移
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