コンテンツにスキップする

為替オプションの積極戦略が影響か-リラ関連で巨額損失のモルガンS

  • 通貨連動デリバティブ市場での取引を16年以降2倍余りに増やした
  • 「やるからには思い切りやれという戦略」を採用したとの見方も

モルガン・スタンレーは2016年以降、ゴールドマン・サックス・グループなどのライバルに対抗するため、為替オプションとして知られる通貨連動デリバティブ(金融派生商品)市場での取引を2倍余りに増やした。

  事情に詳しい複数の関係者によれば、最大1億4000万ドル(約150億円)相当の損失を隠す目的で、自行のトレーダーらが複雑な証券の不適切な評価を行っていなかったかモルガン・スタンレーは調査を進めている。ブルームバーグが先に伝えた

  ボストン大学クエストロム経営大学院でファイナンスの講師を務めるマーク・ウィリアムズ氏は、世界最大の株式ブローカーであるモルガン・スタンレーが「やるからには思い切りやれという戦略」を採用したのではないかとの見方を示す。

  同氏は「わずか3年で店頭為替オプション取引を倍増させたことは、市場でのプレゼンスが既にかなり大きいことを考えると、モルガン・スタンレーの積極的なリスクテーク意欲を物語る」と指摘した。

  関係者によると、政治的緊張の高まりに伴う18年から19年にかけての変動で投資家が打撃を被ったトルコ・リラに関係するトレードがモルガン・スタンレーの内部調査の焦点となっており、損失発生の経緯と隠蔽(いんぺい)の動きがあったかどうかについて解明を進めている。この件で同行はコメントを控えている。

Less risky strategy has helped MS narrow gap with Goldman

原題:Morgan Stanley Soared in Currency Derivatives Before Lira Mess(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE