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日銀・FRB・ECB、20年も流動性供給へ-逼迫緩和や景気支援で

  • 日米欧当局バランスシート、年末時点の月間増加幅が17年以来最大に
  • FRBはQEとの違い強調も投資家は供給増を歓迎-資産価格上昇

日米欧の主要中央銀行は短期金融市場の逼迫(ひっぱく)緩和や景気てこ入れのため、債券購入を通じた流動性供給を行っており、ペースは鈍るものの来年以降も購入を続けることになりそうだ。

  ブルームバーグの推計によれば、こうした債券購入の結果、米連邦準備制度と欧州中央銀行(ECB)、日本銀行のバランスシートの月間の増加幅は年末時点で計約1000億ドル(約10兆8700億円)相当と、2017年以来最大となる見通し。

Leaving the Taps On

Central banks are set to keep pumping money into the economy in 2020

Source: Bloomberg Economics and Bloomberg Intelligance

  債券購入のペースは20年初めにかけてピークに達した後に幾分鈍化し、同年半ばには約500億ドル相当に落ち着くと見込まれる。だが、バランスシートの拡大自体、日米欧の3つの金融当局の合計が縮小していた今年初めの流れからの反転を意味する。

  当時、購入を行っていたのは日銀だけで、連邦準備制度は積極的に圧縮を進めていた。なお、米中貿易摩擦が引き続き世界の経済成長を脅かす現状にあって、債券購入が景気下支えにどれほど効果的であるかを巡っては議論の余地がある。

  日銀およびQEを再開したECBが借り入れコストを抑制することで景気浮揚を図る一方、米財務省短期証券(TB)の購入について短期金融市場の混乱に対処するのが目的であって量的緩和(QE)ではないとパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長をはじめとする米当局者が説明しているのが、従来とは異なる点だ。

  シティグループのクレジット商品戦略グローバル責任者、マット・キング氏は最近の顧客向けリポートで、「一つはっきりしているのは中銀による流動性供給復活の動きだ」と指摘。「連邦準備制度は銀行準備の調整についてQEではないと強く主張しているものの、今年の方針転換を受けて世界の中銀による債券購入は10年ぶりの低水準から過去10年間の平均に戻った」としている。

  いずれにせよ投資家は流動性の供給拡大を歓迎している。アマースト・ピアポント・セキュリティーズのチーフエコノミスト、スティーブン・スタンリー氏は「効果の多くは心理的なものだ。連邦準備制度はバランスシート拡大について政策変更ではないと強調するが、一般には金融緩和と見なされ、このため資産価格が上昇している」と語った。

Advanced economies bought securities to stoke their economies

原題:Central Banks Set to Keep Pumping Out Cash Through 2020(抜粋)

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