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ドル・円は108円台後半、米中交渉の行方や米雇用統計見極めで小動き

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=108円台後半で小動き。米中貿易交渉にらみの展開が続く中、中国が米国産大豆・豚肉の関税免除申請の受付開始との報道を受けて円が売られる場面が見られたが、一時的な動きにとどまった。ポンドは12日の英総選挙での保守党勝利を織り込み、前日の海外市場で付けた半年ぶり高値付近で推移した。

  • ドル・円は午後3時46分現在、前日比0.1%安の108円69銭。午後に付けた108円65銭から一時戻すも、朝方付けた日中高値(108円78銭)には届かず
  • ポンド・ドル相場は0.1%高の1ポンド=1.3165ドル。ポンド・円はほぼ横ばいの1ポンド=143円07銭
108円台後半でこう着

市場関係者の見方

三井住友銀行NYトレーディンググループの下村剛グループ長

  • 米中協議で次の事実が出てくるまでは期待感の高まりや低下で相場が上下し、ドル・円は108円半ばから109円半ばという1円のレンジの中での動きになりやすい
  • 今週はISM(米供給管理協会)指数など出たが、米経済指標に対して素直に反応しづらいというのが正直な印象。6日発表の米雇用統計もGM(ゼネラル・モーターズ)のストの影響などで多少ぶれる可能性があり、素直に相場が大きく動くかというと難しい側面も

バークレイズ証券の門田真一郎チーフ為替ストラテジスト

  • ドル・人民元が1ドル=7元より高い水準にあるという意味では、15日が発動期限の対中関税見送りへの期待は維持されている。ただ、日々双方向のヘッドラインが出てくるので、結論が出てこないとわからない。ドル・円は動きにくい時間帯に入ってきた
  • ポンドは総選挙での保守党勝利を織り込んでいると思うが、ここまできたら結果をみないと動けない

ソニーフィナンシャルホールディングスの石川久美子為替アナリスト

  • 関税発動期限の15日まで時間がなくなってくる中で、マーケットも無邪気にポジションを取れないので、それぞれがポジション調整をするぐらいしかない
  • 米金融当局は様子見スタンスなので、今回の雇用統計をみて米金融政策が変更されるわけではない。雇用統計が市場予想からかい離して材料視されても、一時的だろう

背景

  • 11月の米非農業部門雇用者数の市場予想は、前月比18万3000人増の見込み(10月は12万8000人増)。失業率は前月から横ばいの3.6%、平均時給も前年比3%増と3カ月連続の横ばいが見込まれている
  • 中国は米国から輸入する大豆と豚肉の関税免除に関する中国企業による申請の受け付けを開始し、輸入関税免除に取り組んでいると、国営新華社通信が報道
  • オブライエン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は5日、米国が第1段階の合意に近いとFOXニュースとのインタビューで発言
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