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米バイオ3銘柄、1日で8300億円の時価総額変動-臨床試験結果で明暗

  • バイオジェン株は5%下げた後に切り返す-セージは60%急落
  • アカディアの時価総額は10億ドル膨らむ-治験データが評価される

5日の米株式市場はバイオテクノロジー企業の株価が大幅に変動する1日となった。この日はバイオジェンの注目のアルツハイマー病治療薬に関する発表に座る場所がないほどの人が集まったほか、神経障害の治療薬開発に注力する他の企業の治験結果も発表され、株価を大きく動かした。

  市場が落ち着いた午後の取引の時点で、バイオジェンとセージ・セラピューティクスアカディア・ファーマシューティカルズ3社の時価総額の変化は計76億ドル(約8300億円)に達した。これはバイオテク分野への投資、特に脳に関連する疾患の治療薬開発への賭けが、多くのケースでルーレット盤のようになり得ることを再認識させるものだ。

Neurology-focused firms see big share moves after trial updates

  バイオジェンはカリフォルニア州で開催中のアルツハイマー病臨床試験会議(CTAD)で、エーザイと共同開発しているアデュカヌマブについてプレゼンテーションを行った。同社の株価は5%安まで下げる場面もあったが、その後持ち直し、時価総額が約20億ドル増えた。

  みずほのアナリスト、サリム・サイド氏はバイオジェンのデータについて「それほど素晴らしくない」とリポートで指摘。「古い疑問が残り、新たな疑問が浮上した」とした。

Neurology-focused firms see big share moves after trial updates

  セージにとって5日は忘れたい日となった。大うつ病性障害(MDD)治験薬が第3相試験で主要評価項目を達成しなかったと発表し、株価は約60%急落。時価総額は46億ドル吹き飛んだ。一方、治験データがウォール街から高く評価されたアカディアは時価総額が10億ドル膨らみ、この日の大きな勝者の一角を占めた。

参考画面
米バイオ医薬品セージの株価急落-抗うつ薬が主要評価項目を達成せず
アカディア株急伸、認知症関連精神疾患の臨床試験で有望なデータ

原題:
Wild Biotech Day Sparks $7.6 Billion Shuffle for Neurology Trio(抜粋)

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